TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
ふらっと こども電話相談室
2023年4月5日放送後記
TBSラジオで長年親しまれた名物企画「全国こども電話相談室」(1964年~2008年)のコンセプトを受け継いだコーナーです。パンサーの向井慧が「電話のお兄さん」となって、毎回、様々な質問に合わせた頼もしい先生をお呼びしています。
「ふらっと こども電話相談室」名場面
●きょうすけくん/金田一秀穂さん(2022年4月6日放送)
向井お兄さん:もしもし、きょうすけくん! こんにちは。
― こんにちはー。
向井お兄さん:きょうすけくんは今、おいくつですか?
― おいくつってどういうこと?
金田一先生:あはははは。
向井お兄さん:ははは、ごめんね(笑)。
●ゆりちゃん/人見道夫さん(2022年9月7日放送)
向井お兄さん:もしもし、ゆりちゃん、こんにちは!
― こんにちはー!
向井お兄さん:元気いっぱいですねえ、かわいい声です。ゆりちゃんは、夏休み、なにしました?
― 沖縄に行って、イルカと一緒に泳いだりしました。
人見先生:うふふふ(笑)。
向井お兄さん:すてきな経験してるねえ。イルカと一緒に泳いでみてどうだった?
― イルカを触ったら、・・・ナスみたいでした。
先生・お兄さん:あはははは!
●さわこちゃん/荒井大作さん(2022年7月13日放送)
向井お兄さん:今日はさわこちゃん、なにしてたんですか?
― えっと、石を・・・削ってました(笑)。
向井お兄さん:石を削っていたの?(笑) なんか作ってたの?
― いや、あの、庭の石・・・。
向井お兄さん:石を削るの、楽しい?
― はい!
向井お兄さん:ふふふふ(笑)。
― うーん、1時間ぐらい。
向井お兄さん:すごくやってるねえ(笑)。
●よしひとくん/玉田悦子さん(2022年6月22日放送)
向井お兄さん:もしもし、よひとくん、こんにちは。
― こんにちは。
向井お兄さん:質問を教えてください。
― のどが渇いているときに醤油を飲むと、どうしてもっとのどが渇くの?
向井お兄さん:すごい質問だね(笑)。お醤油を飲んじゃうことがあるの?
― うん。
向井お兄さん:それは、お母さんになにか言われる?
― だめって言われる。
向井お兄さん:そうだよね(笑)。
玉田先生:お醤油を飲むって言ってましたけど、もし、ものすごく塩の量が増えてしまうと、最終的には命の危険があるくらいバランスが崩れてしまうんです。
向井お兄さん:よしひとくん、知ってた?
― ・・・知ってた。
向井お兄さん:知ってたんだ(笑)。
玉田先生:そうなんです。
― うん。
向井お兄さん:じゃあ、これからはのどが渇いたなと思ったときに、お水を飲んでくれる?
― ・・・・・・。
向井お兄さん:醤油を飲みたい?
― うん。
向井お兄さん:はははは(笑)。
●みわちゃん/榊原洋一さん(2022年11月16日放送)
向井お兄さん:もしもし、みわちゃん、こんにちは。
― こんにちは!
向井お兄さん:元気ですねえ。じゃあ、みわちゃんの質問を教えてください。
― 耳くそってどこからやってくるの?
向井お兄さん:はははは、耳くそ(笑)。なんでこれ、気になったの?
― 掃除してもらったはずなのに、お風呂に入ったあとまたカラカランって音が鳴ったから、気になった。
榊原先生:みわちゃんの耳くそって、どんな耳くそ?
― ちょっとカサカサしてて、ちょっと平べったくて、カリッカリ。
向井お兄さん:はははは(笑)。
榊原先生:カリッカリ(笑)。
●りょうまくん/金井真紀さん(2022年12月21日放送)
― どうして人は出かけるときにおしゃれをしたり、お化粧したりするんでしょうか? ぼくはかっこいい服を着て出かけるけど、そこには知らない人しかいないし、もう一度会うこともない人ばかりです。その知らない人のためにおしゃれをしても意味がないと思うけど、ぼくはやっぱりかっこいい服を着て出かけたいと思います。なぜですか?
向井お兄さん:おお~、なるほどね。
金井先生:その疑問が深いですよね。お母さんはなんでおしゃれをするの? とか、大人はなんでおしゃれするの? じゃなくて、自分がなんでおしゃれするんだろうっていう疑問ですよね?
― はい。
金井先生:すごい。みんなそこを素通りすると思うんですよ。大人になっていくときに、「なんで自分がおしゃれするんだろう」なんて思わないですよね。
向井お兄さん:思わなかった。考えようともしたことがなかったです。
金井先生:それで、私が思うには、おしゃれをして人から「今日の服、いいね」とか「似合ってるね、かっこいいね」って言われることももちろん嬉しいんですけども、本当の本当に嬉しいことは、自分が自分を好きな感じというか、「今日の自分、ちょっといいね」って思えることがいちばん大事なんじゃないかなと思うんですよね。
― ああー。
金井先生:となると、出かけた先で会った人が知り合いじゃないとかもう二度と会わないとかは、自分の好きな「いいね」と思うことに比べたら実はあんまり大事じゃないのかなと思ったんですけど、どう思いますか?
― あー、そうです。
向井お兄さん:なんかわかる気がする?
― はい。
金井先生:そして、おしゃれな服に限らず、結構ヨレヨレのTシャツを着ていてもそういう自分が好きなときってありますよね。わかります、りょうまくん?
― ああ~、はい。
金井先生:お母さんに「ちょっとそれはだいぶボロボロだからもう捨てたほうがいいんじゃないの」って言われてる、でもこれを着ている自分が好きだとか、なんかリラックスできるとか。そうなると、おしゃれがすごくよくておしゃれじゃない人がだめとも言えなくて、自分が好きな自分でいる人がいちばん強いかなと思ったりするんですけど。
― ほ~。
向井お兄さん:そうですよね。いつの間にか自分の価値基準を人に委ねちゃう瞬間ってありますもんね。りょうまくんみたいに「自分が好きだからやる」「自分が好きだから着る」というほうがなんか素敵で、自分の幸せっていう感じがしますよね。
金井先生:私もそうなりたいと思いました。
向井お兄さん:大人になるとどうしても「人にどう見られるか」というほうが強くなっちゃうから、今のりょうまくんのまっすぐなのが羨ましいし、キラキラ聞こえますよね。
金井先生:聞こえますねえ。
― ああ~。なんか、おしゃれする理由がよくわかりました。
お兄さん・先生:よかったあ。
向井お兄さん:りょうまくんには、そのまんまおしゃれし続けて、自分の好きな自分のまま大きくなっていただきたいと思います。