TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
8月10日(木)は、パンサー・向井慧と木曜パートナー・髙橋ひかるがお届け。
9時台前半の『ふらっとトピック』
ゲストは 芸歴25年!オードリーやぺこぱが師匠と慕うピン芸人・TAIGAさん!先月、ワニブックスより発売された『お前、誰だよ! - TAIGA晩成 史上初!売れてない芸人自伝』についてお話伺いました。
「絶対売れるよ!」と言い続けてくれた彼女にトレンディドラマのようにプロポーズ。
向井:TAIGAさんの自伝の中にある奥様との出会い方、今に至るまでという章がありますけど、やっぱり僕はここが一番刺さりました。奥様がTAIGAさんのことを本当に一番面白い芸人だって思い続けてる。
TAIGA:はい、「世界一面白い」って言われてます。 向井:これすごいですよね、やっぱり。デコとボコがガチッと合うってなかなか奇跡的な話だと思うんすよ。
TAIGA:そうですね。そんな大切な人に気づくのに僕は馬鹿だから7年もの歳月をかけてしまったんですけど、 ちょっと変な自分のプライドとか自信のなさ、お金がないとかそういうことで結婚しようって思うまで7年の歳月を使ってしまったんですけど、本当に素晴らしい嫁ですね。
向井:プロポーズの話も本当に素敵で。
TAIGA:トレンディドラマのシーンですよね。大晦日にもう今年が終わると思って、今言わないと絶対俺は来年も迷ってダラダラうじうじすると思って、「よし、もう今言おう!」て2016年の大晦日にレストラン飛び出して(笑)。
向井:用意してたわけじゃないんですよね。その場で指輪を買ってっていう、そこの衝動っていうのもすごい話だなと思って。
髙橋: 7年間溜めてたものが一気にバっとそこに出たんですかね。 T
AIGA:今だ!って。
髙橋:すごいですよね!そんなに急に?
TAIGA:飯食いながら今までのことが走馬灯のように頭に蘇って。「面白くねえ」っておしぼり投げられたりとか、「売れるわけねえ」っ酒かけられたりとか、そんなことを思い出したら、「絶対売れるよ」、「絶対面白いから」って言ってくれた嫁と屈辱的なことが頭の中で走馬灯のように蘇って、「何やってんだ俺、馬鹿だな」と思って。「こんなこと言ってくれるコを幸せにできないんだったらお前もうやめた方がいいよ」ぐらいの…第三者の自分が言ってきて。「駄目だ、今だ」って思って、レストラン飛び出したんですよね。
向井:めっちゃかっこいい話ですよね!

ピカピカに光る我が子を見て、夢を諦めないと決めた!
向井:今の状況を奥さんはどういった形で…?
TAIGA:とっても喜んでくれて。今日のこのラジオが決まったっていうのもすごい喜んでくれてて。若い頃は自分が売れたい、金持ちにな履帯、モテたいっていう自分の欲で売れたかったんですけど、今はやっぱり妻が喜んでくれてることが嬉しいですよね。妻や家族が喜んでくれてることが…妻がずっと絶対売れるって言ってくれてたんで、「君が信じてたものは間違ってなかったよ」って言ってあげたいっていう。それを証明したいっていう気持ちが強いですね。
髙橋:かっこいい~。
向井:お子様もお2人いらっしゃって。
TAIGA:子供が産まれた時っていうのはね。
向井:もう自分の夢だけを追ってられないなっていう。この子を育てなきゃいけない…でもTAIGAさんは逆なんですよね。
TAIGA:僕は逆でしたね。独身時代は子供が産まれたら辞めるときなのかなと思ってたんですけど、産まれた我が子を抱いたらもうピカピカに光ってて。
向井:うん。
TAIGA:この子のために夢を諦めたなんて言いたくないな、お前が産まれるまで散々な人生だったけど、お前が産まれてから、父さんは仕事いっぱいもらえるようになったんだよって言ってあげたいって思って。ギアが一気に上がって。産まれてきたことを自分のマイナスにしたくないなってすごく思ったんです。だから、産まれてきてくれてありがとう、いっぱい仕事もらえたんだって言ってあげたいっていう方のギアになったんで。
向井:…で、これで売れてたらいいんですけどね…(笑)。
TAIGA:でも売れそうだから(笑)!!

髙橋:(笑)。
向井:今途中なんですよね(笑)?
TAIGA:そう、途中(笑)!

TAIGAさんが思う売れているの基準は、モノマネする人が出てきたら。
向井:今って特に売れるっていう基準がいっぱいあるじゃないですか。
TAIGA:ありますね、確かに。
向井:TAIGAさんが芸人を始めた頃だと、もっとテレビ出るってことに向かってやるっていうその1本に近かったと思うんですね。今のTAIGAさんにとって『売れる』っていうのはどういうところまで行ったら?
TAIGA:僕、売れてる売れてないの基準をあみ出したんすよ、自分で。年収が何百万とか言うと売れてなくても地方営業回って稼いでらっしゃる方もいらっしゃるし、誰以上誰以下もわかりづらい。じゃあ、『あなたのものまねしてる人いますか?』っていう。
向井・髙橋:あ~。
TAIGA:これが売れてる売れてないの基準で、別にものまね芸人さんがものまねしなくてもいいんですよ。素人顔そっくりとかでも…『ちょっと太ったパンサー向井』とかで出てきたりとか、そういうのでもいいんですよ。
向井:うん。
TAIGA:今んところTAIGAのものまねしてる人出てきてないんですよ。だから売れてないです。
髙橋:めっちゃ明確な基準ですね!
向井:やっぱりそれはご自分がキサラっていうところでものまねを積んできたことも非常に大きいのかもしれないですね。
TAIGA:赤いジャケット着てリーゼントしてフーって言ってる人が出てきたらもう売れたんじゃないすでかね。

売れてない芸人の自伝を、木村拓哉さんでドラマ化希望!
向井:自伝をドラマ化したいという思いもあるんですか。
TAIGA:ドラマ化、映画化したいのがちょっと夢ですね、この自伝を。
向井:オードリーの若林さんと南海キャンディーズの山里さんの半生がドラマになったりもしてましたけど…。
TAIGA:『だが情熱はある』。
向井:ああいうのを?
TAIGA:ああいうのの売れてないバージョン。
向井:売れてないバージョン(笑)!?
髙橋:映画で見たい(笑)。
TAIGA:主演のTAIGAを木村拓哉さんあたりにやっていただいて、俺はそいつに面白くねえっておしぼりを投げる役で、悪い奴の方で出たい。酒かけて売れるわけねだろって言う方で出たい!
髙橋:やばいですって(笑)!
向井:それが叶ったときにはすごいですね!

TAIGAさんの自伝、ドラマ化期待しています!!