TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
10月23日(月)はものまねタレントの原口あきまささんがふらっと遊びに! 向井さんと月曜パートナー滝沢カレンさんとモノマネトークをたっぷりしてくれました!
今日のゲストは明石家さんまさん?石橋貴明さん?
向井:今日はこの方がふらっと遊びに来てくれました。
(???):おはようございます。さんまです。
向井:さんまさん?
(さんま):ごめんなさい。朝から。すまんな、向井、朝から。この時間あんま喋らへんからやな。
向井:いやまさかさんまさんが出ていただけるとは思ってもいなかったので。
(さんま):ふらっと来てもうたんや。
一同:(笑)
向井:いや違うんですよ。本当に勘違いしちゃうんですよ。リスナーの皆さんが本当にさんまさん来たのかなと思ってしまう。
(さんま):そんなことより、綺麗な声出すな、向井は。朝向きやわ。お前の声はな。
向井:いやぁ、カレンさんとさんまさんも結構長いですもんね
滝沢:長い。もうさんまさんのおかげで、今ここにいられるような。
(さんま):何を言うてんねん。いっぱい頂いてます。あなたのボケを。ファーーーー(笑)
向井:原口さん!原口さん!(笑)勘違いしちゃう。
(??):・・・だって僕ね。
向井:(笑)貴さん・・・?
(石橋):日本シリーズも関西対決で西だけちょっと盛り上がっちゃう感じもあるけど。
向井:オリックスVS阪神。やっぱり貴さんもTBSラジオでスポーツの番組をね。
(石橋):おう。朝やってますから。結構熱く語らせていただいて朝から魂!をお届けしてる。
向井:豪華すぎるんですよ。さんまさんと貴さんがいきなり来るラジオ豪華すぎるんですよ!改めてこの方、原口あきまささんです!
原口:どうも~、ものまねとかやってます。よろしくお願いします。
向井:そう考えたら、本当にラジオで原口さんが1人いたら、とんでもないギャラを支払わなければいけない人が何人も来てくれるっていうことですから。
滝沢:何億円も浮くって事ですよね。
原口:そうですよ、何億円も浮くんですよ。めちゃめちゃコスパ良くないですか。食べ物でいう粉もんみたいな。
向井:腹持ちいいし、原価安いし。
原口:満足感もね。
滝沢:あります。最高だ。
さらに東野幸治さんも登場!?
向井:1個1個のクオリティはさっきのさんまさんもそうですし、貴明さんもそうですし、全部とんでもないクオリティじゃないですか。
滝沢:すごいです。
向井:カレンさんは『行列ができる相談所』出てるじゃないですか。あれで言うと、MCの東野幸治さん。いらっしゃいますよね。
(東野):・・・結局カレンちゃんにもいろいろ助けてもらってますし、いやほんまにほんまに。
滝沢:(笑)
(東野):いやほんまにほんまに。カレンちゃんはそれで笑ってるけどいや、もう俺自身はほんまに助けられてんねん。な?向井、わかるよな?
向井:わかります。
(東野):MCとしては困ったときカレンちゃんがここは何とかしてくれるでしょう、と思ってこっちはフってるわけやから。いやほんまに助かってるんです、ホンマに。この場を借りてお礼を言わせていただきます。ありがとうございます。
向井:なんなんですかね。喋りの間とか。
滝沢:なんか顔も似ませんか?顔が似てきてますよね。その人に。
向井:ずっと一緒なのに、原口さんの顔は一緒なのにさっきの貴さんも眼鏡かけると、なんか貴さんに見えるし、東野さんの喋りしだすと、なんか東野さんに見えてくる。
滝沢:唇使いって言うんですかね。
原口:口元とかね、目線の送り方とかね、ちょっと冷たい目線を送るじゃないですか?質問した後に。(東野幸治さんで)「いろんなニュースが飛び込んできてますけど、向井くんどうですか?」っていう。
向井:そうそうそう!!それはグーッとその人も観察して、癖だったり、この人こういう感じで喋る、なんていうのも自分トレースしていくって感じなんですか?
原口:作業としてはそっちでしょうね。向井くんもわかると思うけど、元々芸人気質なんで。コントとか漫才やるときに憑依するじゃないですか、そのキャラクターに。そういう意味では、その人のキャラを借りて、憑依して、その人の間で笑わすっていう。その人の間って大事じゃないですか。それが狂うと、その人の間じゃなくなると、その人が見えてこないんですよ。
向井:いなくなるんだ!
原口さんの最初のモノマネとさんまさんのモノマネをはじめたきっかけ
向井:一番最初のモノマネってなんですか?
原口:一番最初は本当にもうベタですけど、志村けんさんとか、芸能人で言うとね、そうそう芸能人でいうと。
向井:さんまさんはいつなんですか?
原口:さんまさんはプロのものまね番組のオーディションのときです。ピン芸人になって、一応オーディションでネタを作っていくんですよ。ネタは作れる強みがあったから。でもものまねのネタ見せでネタパッケージとして見せるっていうのが、見る方も多分慣れてなかったのか「何やってるかわかんない」ってもう全否定されちゃったんです。そのときに「こっちはもうわかりやすい誰もわかる新しいものまねが見たいんだよ」って言われたときに、俺もまだ若かったんで21.22歳とかだったんで。カチンときて、なんか誰でもわかる、誰もやってない、わかりやすい、さんまさんとかかな?と思って。「さんまさんとかですかね?」って言わなきゃいけないのに「さんまさん、出来ます」ってなぜか言っちゃったんです。その場で。じゃあ「やれ」ってなるじゃないですか。
向井:やったことなかったんですか?
原口:なかったのよ。「さんまさん出来ます」って言って。そのまま帰りたくなかったから。
コージー冨田さんとの『いいとも』モノマネはアドリブだった!?
向井:それまで、さんまさんのものまねやってる方って、あんまりいらっしゃらなかったってことですよね?
原口:いないです。引き笑いだけとか、そういうのはあったけど、リアルなトーク部分はやってなかったし、喋りものまねがまだ認められない時代だったんで。
向井:そうなんですよ。僕ら子供のとき見てたものまねって、やっぱものまね四天王の方とかいらっしゃって、コロッケさんとかもクリカンさんも皆さんめっちゃ面白いんすけど、基本歌を歌って、作品とかネタを見せて「ありがとうございました」っていうのがものまねだったんですけど、原口さんとコージー冨田さんが出てきたときに、フリートークをものまねでするっていうのが衝撃的だったんですけど、やっぱいなかったんですか?
原口:いなかったです。だからコージーさんのタモリさんと僕のさんまさんでお昼の番組の雑談風景を。『いいとも』のあの1コーナーをちょっとやろう、ってなって、もう本当にそれだけ。中身の台本全く作ってないし。もう本当にフリートーク。
滝沢:え!? アドリブですか?
原口:アドリブ。「リードしてくれれば、僕が何かちょっかいかけるから」ぐらいのアドバイスはあって。コージーさんのね。
向井:確かに、本当のさんまさんとタモリさんのコーナーもさんまさんがもうバーって喋って、タモリさんがちょっかいかけるっていうのが形だったじゃないですか。それを本当に2人でアドリブでやろうと?
原口:そう。だから俺がさんまさんで「もう大変でしたわ、渋滞」とかって喋り出したらコージーさんが俺のお尻を触りだしたりとか。で、俺が「何をしてんねん」って軽く手を払って。
向井:普通、さんまさんとタモリさんのモノマネができるっていう2人が集まったんなら、過去にお2人が実際にやってたやりとりを台本に起こして、完コピするっていうやり方あるじゃないですか?
滝沢:そうですよね。歌みたいに。
向井:そっちの方が元々お2人がやってることだし、あとは真似をするだけでいいっていうか。そのやり方じゃなかったんですね?
原口:それが僕らは嫌だったんですよね。
向井:嫌だったんだ。
原口:ものまねでここまで来たんだから、もう残っていくためにはどうしたらいいか?って言ったら、デフォルメはモノマネ四天王さんがやりつくしてる、あともう何が残ってる?ってなったらもうリアリティしかなくて。リアルにその人たちが、そこに本当にいるっていう空気感まで似せようってなったんです。だからまずビジュアルもそうだし、その人たちの”聞く”側の真似ですよね。聞き手になったときの間。さんまさんの「なるほど、はー!」とか「タモさん。でもそう言いますけどね」みたいな。そういう本当の会話。会話の間ですよね。
向井:だからこそ、それ真似るのって、例えばさんまさんってとんでもない頭の回転の速さじゃないですか。MCやられてて。そこを真似なきゃいけないわけでしょう?
原口:そうなんです。だから言いそうな事を言わなきゃいけない。なんならそれ言ってたかもな、って思わせなきゃいけない。っていう作業をずっとやってますね、僕ら。
空気感まで似せてしまった事での原口さんの失敗
向井:人間たちの脳みそを自分に宿す。すごい作業ですね。
原口:大変な作業ですね。ますだおかださんの岡田さんをベースにネタを作ったことあったんですけど、岡田さんってすべり芸じゃないですか。「パア!」「出た!」「ワオ!」「何この空気!?」「たまらん!」みたいなことをやったんだけど会場の空気まで似せちゃって。
一同:(笑)
原口:全く響かなくって。岡田さんもそれをたまたま知ってて。「聞きましたよ」って。「スタジオの空気まで似せてどうすんねん!」って。