GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~
2024/2/4(日)放送

カーマニアの安東弘樹が、これまた車が大好きな方をお迎えしてお送りする30分。今週のゲストは先週に引き続き、D1グランプリでも活躍のドリフトドライバー、下田紗弥加さん!今回も引き続き、自ら切り開いたドリフトドライバーへの道を熱く語ってもらいました。

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<下田紗弥加さん>
学生時代はバレーボールに打ち込み、プロリーグを目指していましたが、体格的な面、そして度重なる怪我に悩まされバレーボールの道を諦めます。そんな時に観た国内ドリフトレースの最高峰、D1グランプリに魅了され、ドリフトの世界に。働きながら貯金し、ドリフトの練習に明け暮れ、やがて仕事を辞めてドリフト1本に。2021年にD1グランプリのライセンスを獲得し、現在、参戦中。最高位は7位!(2024年1月現在)

下田紗弥加、ドリフトドライバーへの道を語る

ドリフトドライバーへの道

先週は、バレーボールを諦め、そして次なる夢「ドリフトドライバー」になるまでの序章を伺いました。

元々、自動車免許を取得したのは「通勤」のため。マニュアルに乗ることはないだろうとAT限定免許だったそうです。

しかし紆余曲折してドリフトの道を目指すことに。そこで必要なのは限定解除(つまりMTにも乗れるための免許のグレードアップ)。

そのために教習所に通うことになるわけですが、限定解除する前に、何も知らずに購入したのが、強化クラッチ化されたRX-7のFDという。。。

念願の限定解除も終わり、さて、新しい愛機を運転しようとクラッチを踏むのですが、当然、教習車とは全く違う。

重すぎてクラッチが繋がらない。そして家の前の坂道、、、当然、発進できない。つまりリアを滑らせてかっこよくドリフト、、、とか言ってる場合じゃない。このままだと練習場のサーキットまでたどり着けない。

しかし何もせず、夢を諦めるわけには行かないと、来る日も来る日も、、、ひたすら坂道発進の練習をしていたそうです。これが8年前。

今、900馬力のクルマに乗っているとは思えませんよね。

下田紗弥加、ドリフトドライバーへの道を語る

そこから運転技術も向上した下田さんは、いつでもサーキット場で練習できるよう、サブスク制度を利用したり、近場に引っ越ししたりと環境を整え、一人、黙々とリアを滑らせる練習。

そのウチ・・・「毎日、練習場に来ている怪しい女子がいる」という噂がドリフト界に流れ、なんと今の師匠の目にも留まることに!?

「俺が練習場に来た時に、この子がいなかったことはない」

それ以降も、愚直に毎日、見様見真似でひたすら1人で練習している下田さんに、とうとう師匠が直接アドバイス。
「こんな練習をしてみたら?」。そしたら次からは、その練習だけをひたすら3ヶ月、繰り返す日々。

そんな愚直な姿を見せられて、師匠も認めざるを得ず、そしてある日、下田さんは師匠と語る機会を得ます。

そこで「私、プロになりたいんです」と伝えたら、「それなら一緒に真剣にやろう」ということになり、そこからドリフトの基礎やマシンのメンテナンスなど、いろんなことを教えてもらえるようになったそうです。

下田紗弥加、ドリフトドライバーへの道を語る

下田紗弥加さんにとってのドリフトとは?

自分は一体、なんのために走るのか?と、常に問いかけている下田さん。自分自身が挫折して、落ち込んでいた時に、ドリフトと出会って笑顔をもらった。そんなこともあるので、他の人の笑顔のために、元気をだしてもらえるように、ドリフトを頑張っていきたい。ドリフトとは、私の未来を明るくしてくれたものと、明るい笑顔で語りました。

下田紗弥加、ドリフトドライバーへの道を語る