宮藤官九郎さんがいろんな職業の愚痴を聞くラジオ「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど」。
4月19日の放送は、スーツアクターの愚痴!
<M澤さん>
・26歳。
・K面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなど、様々な映画やドラマに出演。
・映画「Pンク侍、斬られて候」にも腹ふり衆役で出演。
<Oぐらさん>
・53歳。今の仕事を始めて34年。
・これまでに、K面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなど、様々な映画やドラマ、舞台に出演する他、「Tんで埼玉」など、アクション監督・コーディネーターとしても数々の作品に携わっていらっしゃいます。
宮藤:改めて説明してもらってもいいですか?スーツアクターってどういうお仕事かっていうのをM澤さん。
M:ヒーローのスーツを着たり、ゆるキャラみたいな着ぐるみを着て、芝居とかアクションをするお仕事です。
宮藤:なるほどね。「変身!」って言った後ってことですよね?変身後ってことですねおふたりは。スーツアクターへの偏見として、「変身前の役者が入っていると思われている」
O:そうですね。
宮藤:そんなに、暇じゃないですもんね?あの人たちだって。
O:暇じゃないから代わっているっている訳でも無い笑
宮藤:「忙しいからごめん代わって!」ってわけじゃ無いですよね?
O:危ないからですね。
宮藤:そっちの方がひどいじゃ無いですか!「ごめん!ここ危ないから代わって!」
M:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、スーツアクターって、どんな状況でも怪我をしないし無敵だと思われがちなんです。
宮藤:そんなことないですよね!!怪我はしますよね!?
M:怪我します。普通の人間なので怖いし痛いし、怪我もするんです。
宮藤:仮面被ってるしねえ。別にM澤さんは怪我をしないからやってる訳じゃ無いですよね?
M:まあ安全に危ないことをする、みたいなことはありますけどね。
O:危ない感じにしている。
宮藤:「危ない!」って思わせるとこまでやるってことですよね?
O:見た目がもうヒーローじゃないですか?ヒーローって強いしカッコイイし。高いところも平気だし爆発にも耐えられるみたいに、やっぱり思うじゃないですか?
宮藤:そんなことない!
O:そんなことないんですよ!
宮藤:最後に、Oぐらさんから皆さんに伝えたいことをお願いします。
O:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、僕たちには顔も表情もないですが、大事な表現をしていると思うので、もっといろんな方に作品を見ていただきたいです。
宮藤:なるほどね。それはそうですよね!
O:子どもの番組だと日本だとどうしても扱われがちですけど、子どもを連れてきている親御さんとか、子どもと一緒に観ている親御さんも楽しんでもらえるようにと、作り手側は思っているので。
宮藤:そうですね。これ、「CGに勝てないことも多々あるが、CGには出せない雰囲気や味わいが出るので、たくさん続いてほしい」と。ですよね!
O:はい、そうですね。
宮藤:でも、K面ライダーに女性も増えてきて、M澤さんのお仕事も増えてきているっていうのは良い話ですよね。
M:ありがたいですね。
宮藤:良い機会ですね。女性もこれからは活躍の場があるってことですもんね?
M:女の子もK面ライダーに憧れても良いんだって。そういう時代になっているんじゃないかなと思いますね。女の子だって変身していいんだよ。