ふらっと こども電話相談室
2024年4月24日放送
TBSラジオで長年親しまれた名物企画「全国こども電話相談室」(1964年~2008年)のコンセプトを受け継いだコーナーです。パンサーの向井慧が「電話のおにいさん」となって、毎回、様々な質問に合わせた頼もしい先生をお呼びしています。
Q. どうやったらお料理ができるようになりますか?(東京都 ゆうまくん 6歳 保育園)
(回答した先生)島本美由紀さん/料理研究家、ラク家事アドバイザー
向井おにいさん:ゆうまくん、今日は何をしてましたか。
― トランポリン教室。
向井おにいさん:あら! いつから習い事として行ってるんですか?
― 4歳。
向井おにいさん:トランポリンはどんなところが楽しいですか。
― トランポリンやるところ。
向井おにいさん:ははは! トランポリンやるところ以外にないよね(笑)。ゆうまくんはなんか好きな食べ物ってありますか?
― ある。
向井おにいさん:何が好きですか?
― いや、オムライスでしょう。
向井おにいさん:あははは! 「当たり前でしょう」みたいな言い方(笑)。そうだよね、オムライスおいしいよね。ゆうまくんは、お料理できるようになりたいの?
― うん、なりたい。
向井おにいさん:何が作りたいんですか?
― ステーキ。
向井おにいさん:ステーキ! おいしいよねえ。オムライスは?
― オムライスも作りたい。
向井おにいさん:そうだよね、自分で作れたらいいよね。
島本先生:ゆうまくん、こんにちは。きっとゆうまくんは食べるのが大好きなんだね。
― うん!
島本先生:先生もね、オムライスが大好きなの。すごくおいしいね。ステーキも大好き。ゆうまくんと一緒です。
― うん。
島本先生:上手にお料理ができるようになるには、いちばんは、お母さんやお父さんのお手伝いをする。
向井おにいさん:お母さんのお手伝いとかはするんですか?
― うん。
島本先生:すごいねえ。お父さんはお料理を作るかな?
― 作るよ。
島本先生:じゃあお父さんもお母さんもキッチンにいると思うので、近くでお料理を作るところを見るだけでも、いつか自分で作れるようになるよ。
― うん、わかった。
島本先生:じゃがいもの皮をむいたりにんじんを切ったり、もうお手伝いしてるからすごく偉いと思う。あとは、ホットケーキを混ぜたり、一緒に焼いてみたり、少しずつやれることを探してお手伝いをするだけで、ステーキが作れるようになります。
― はい。
向井おにいさん:ゆうまくんはじゃがいもの皮をむいたりするのは得意ですか?
― 得意。
島本先生:すごいねえ、かっこいいね。
向井おにいさん:ゆうまくんが自分で作ってみたことがある料理ってあるの?
― クッキー。
島本先生:すごおい。
向井おにいさん:クッキー焼いたの? 向井:それはひとりで?
― ううん、ママと。
島本先生:すごいな、ゆうまくん。いつか先生にもクッキー作って!
― いいよー。
島本先生:やったあ! ステーキは焼くだけなのでいちばん簡単。一緒にお母さんとスーパーに行って、おいしそうだなと思うお肉を買ってみましょう。そしてお母さんと一緒にキッチンに立って火をつけてもらって、焼いてみる。あとは、「これぐらいで大丈夫かな」ってお母さんから合図が出たらお肉をひっくり返して、塩とコショウを振ったら、ステーキの完成です。ゆうまくんにもできるね。
― うん。
向井おにいさん:気をつけなきゃいけないことはありますか。
島本先生:やっぱり火を使うときはお母さんに隣に立ってもらう。そして、少し体を離しながら、ひっくり返すところだけ手伝う。
― はい。
向井おにいさん:ゆうまくん、ぜひお母さんやお父さんのお手伝いをしながら、どんどん料理上手になってください。
― はーい。
向井おにいさん:自分で作ったものはまた格別においしかったりしますもんね。
島本先生:そうですよね。そして、ゆうまくんがいつかお父さんやお母さんのために作って「おいしい!」って言われたら、またそれも感動につながってくると思います。
(回答者プロフィール)島本美由紀さん。料理研究家でラク家事アドバイザー。お料理や家事を誰でも楽しく簡単にできるアイデアを提案しています。海外50ヵ国を旅した経験が暮らしのいろいろなアイデアにつながっているそうです。