イモトが、プロ野球の開幕戦で人生初の「ファーストピッチセレモニー」を体験! 5万人の満員のスタジアム、しかも開幕戦という注目が集まるという大役に、野球未経験のイモトは前日に猛特訓! またプロ野球も初観戦だったイモトは「私だったら絶対にムリ!」と感じたことは!?
イモト、人生初「ファーストピッチ」&「プロ野球観戦」
イモト:ちょっと前の話になるんですけど、人生はつのファーストピッチをやらせていただいて。プロ野球の開幕戦で巨人対ヤクルトのファーストピッチですよ! めちゃくちゃ芸能人っぽいよね。今回のファーストピッチは、巨人とナイキが協同でスポーツを通じて子供達、特に女の子の運動時間が極端に減っていて、小さい頃から運動をやっていると大人になっても良い事あるよという女性プログラム「KARADAKARA」のロールモデルとして、私がお話をいただきまして。
イモト:「ファーストピッチ」の話を聞いたのがけっこう直前でして、まさか投げるとは思っても無かったので。前回の「すっぴんしゃん」のラジオ収録の時に聞いて、ヤバい! 明後日だ!、練習してないし、私は野球経験が無いのでヤバくない!?ってなって。しかも、イモトアヤコという「イッテQ」のイメージだったり、運動のロールモデルのイメージも含めて、やっぱりノーバンで投げなきゃ!というのがありました! それじゃ練習が絶対必要ということになって、開幕戦の前日に練習時間が取れると。私は時間があるけど、1人じゃできないじゃないですか。教えてくれる人もいないとなって、「すっぴんしゃん」スタッフ周りで誰が練習相手になってくれるかって話し合って(笑)。

野球未経験のイモト、前日に猛練習!
イモト:で、私の周りで目ぼしい人を思い出してみて、パッと思い付いたのが・・・私の後輩の「足腰げんき教室」のうちだすぺしゃるはーたみん! なぜ、はーたみんかというと、元ソフトボール部でキャッチャーをやっていた! 肩がすごく強いというのがはーたみんの自慢なんですね。あと、事務所内でいうと、私の元現場マネージャーのクラオカが元野球部で、しかも今も草野球をやっていて、とにかく野球が大好きなんですね。前日にも関わらず、2人ともOKでした!
イモト:私は道具を持っていなかったんですね。でも、持ってたね! さすが、元ソフトボール部と元野球部! あともう一つ心配事があって。私は、はーたみんもクラオカのことも知っているけど、はーたみんとクラオカは事務所が一緒とは芸人とマネージャーで接点が無いので大丈夫かなと思って。そしたら当日集まったら、めっちゃ仲が良かったのよ! 元々仲が良かったみたいな空気を出していて。聞いたら、はーたみんが事務所の受付のアルバイトをしている期間にクラオカと仲良く喋っていたみたいで。お互い、タメ語で喋ってのよ! もう心のキャッチボールが出来まくっているのよ!

イモト:で、キャッチボールができる公園というのが、まあ無いのよ。
元現場マネージャーが野球のコーチとしてイモトを指導
イモト:元野球部のクラオカが悔しいけど・・・野球の知識も技術もあって(笑)。今回、野球のコーチとして呼んでいるわけだから、こっちの心持ちも全然違うんですよ。前に「すっぴんしゃん」の収録中にモメたことがあったんですよ(笑)。その時とは全然違うね! クラオカのアドバイスがスッと入ってくるんだよね、野球のコーチだから! こっちは野球ど素人だから。明日のファーストピッチに向けて学ぶ姿勢しかないから! また優しくて! ちゃんと褒めて伸ばすタイプで。<今の玉、良かったです! ただ、上半身がブレてましたね>って声がけも上手いのよ! もうアドバイスが的確なのよ! 言うこと聞いていたら投げる距離もメキメキ伸びてきて。

イモト、佐々木朗希投手より多く投げる!?
イモト:18mあるマウンドまでコンスタンスに届くようになると、安心して明日のファーストピッチに挑めると言うことで、計80球くらい投げたかな! もう私、先発投手よ! 80球って佐々木朗希投手より投げてるじゃない(笑)。前日に肩がイカれたよ! プロは、だいたい80球も投げたら1週間くらい空けるんでしょ!? 私、明日なんだから! バカみたいに投げちゃったよ! でも、投げてる瞬間はアドレナリンも出ていて楽しさもあって肩も痛くないんだけど。思ったのは投げることって、肩や腕だけじゃなくて、腰、胸、太ももまで全身運動なんだね! 知らなかったよ!

イモト:少し前の放送でも言いましたけど、私は“積極的人生”を目指していると言いましたから、ピッチング練習はまさに積極的人生で。はーみん、クラオカと2人も積極的に関わってくれているから。投げる、ビデオを撮る、1回1回チェックして。マジで私は一体、何者なんだろう!?というくらい。

元ハンドボール部のイモト「コントロールは良い」
イモト:自分自身で言うのもなんですけど、私はコントロールはわりと良いんですね。なぜなら、私は高校時代、部活でハンドボールをやっていて。投げ方は違うけどハンドボールもボールを投げる種目で、ハンドボールは体が開いたまま打点の高い時点で投げるという。距離も短いんですよね。ハンドボールの投げ方に慣れちゃっていて、野球の投げ方の、捻りや回転がなかなか掴めなくて。クラオカコーチが言うには、プロの世界でも投げるフォームを変えるのは1年くらいかけて直す、と。明日のファーストピッチまでには間に合わないから、とりあえずカッコいいフォームで、距離を届かせる練習をしましょう!と。

イモト「キャッチボールは心もほぐれる!」
イモト:キャッチボールって、ただやるだけじゃなくて心もほぐれるみたいなことを言うじゃない!? 親子で会話をしながらやるみたいな。まさにそうだね。キャッチボールをすると、その人の心と心が一緒に会話するというか。
イモト:2時間で80球くらい投げて、全部が18m届くわけじゃないけど、50/50くらい。なんとか形になってきて、その日は解散しましたね。<また、3人で集まろう!><次はバッティングセンターですね!>という約束して(笑)。

なぜかジムトレーナーが野球コーチとしてイモトを鬼指導!
イモト:で、次の日ですよ。朝起きた瞬間からもう肩が動かないの(笑)。あれ!?絶対に昨日の練習だ!と思って(笑)。その日、ミウラさんのジムの予約をしていたんですよ。急には休めないからジムには行ったら、ミウラさんも普段はスポーツ選手を見ているから、そこでピッチング練習が始まったんですよ、1時間半(笑)。肩が痛い!って言ってるのに(笑)。プロがやるようなゴムチューブを腕に括り付けられて(笑)。

整体の先生も野球コーチとしてイモトを鬼指導!
イモト:で、まだ肩が痛かったので、前に新しい学校のリーダーズとのコラボの時に首を動かせるようにしてくれたオクヤマさんの整体に行って。ほぐしすぎないように、ちゃんとファーストピッチが投げられるようにやってもらったんです。またオクヤマさんも野球が好きなのよ、言いたいのよ! オクヤマさんもプロの選手を見ているから、言いたくてしょうがないのよ! ほぐすつもりで整体に行ったのに、ハンドタオルを持たされて<良い音が出るまで!>ってシャドーピッチングをやらされて(笑)。<シュじゃなくて、シュッ!って感じで!>って。もうさ、ファーストピッチ前に150回も投げるフォームをさせられて(笑)。最後、整体を少しやって<頑張って!>って言われて(笑)。

イモト:みんな、言いたいのよね。野球は分母が多いというか関わっている人が多いから、クラオカにはクラオカの教え方、ミウラさんにはミウラさんの教え方、オクヤマさんにはオクヤマさんの教え方があって、みんなそれぞれ言うことが違うの(笑)。私ももうパニくっちゃって、誰の言うことを聞けばいいのかわかんなくなっちゃって(笑)。それくらい、はーたみん、クラオカ、ミウラさん、オクヤマさんのみんなが積極的に私に関わってくれたから、なんとか頑張らなきゃと思って、本番を迎えました。
イモト「コーチは1人でいいな」
イモト:本番のファーストピッチで一緒に投げたのが、同じ「KARADAKARA」のロールモデルの、読売ジャイアンツ女子チーム・田中美羽選手、シェフの庄司夏子さん。みんな同じ待機場所だったので、そこで田中選手のピッチングフォームのことを聞いたら、また田中選手は田中選手でボールの持ち方などを教えてくれて(笑)。

イモト:いや~、緊張でしたね! 元現場マネージャーも当日、なぜか東京ドームにいたんですよ(笑)。その時はマネージャーとしてですよね。ギリギリまで私のフォームをチェックして。で、私も今日ミウラさんとオクヤマさんの2人教わっているから。<イモトさん、左ですよ!>(でも、さっきオクヤマさんは、、、)って、教えられ過ぎて誰を信じていいかわからなくなりますね。あれ、よくないですね。コーチは1人でいいな! だから本番は振りかぶって体重を乗せて投げるだけにしようと思って。
イモト、5万人の東京ドームに立つ! ノーバン投球!
イモト:でも、テンションは上がるね! 東京ドームの入り口に立った瞬間、5万人の観客がいて。もちろん試合を見に来ている人達なんだけど。その中で投げられるというのはほんと貴重な体験で。ユニフォームは巨人さんが用意してくださって。
イモト:気合い入ってダッシュでマウンドに向かって、段取りと違うスピードで(笑)。最初、歩いてどうぞと言われてたんですけど、走っちゃって。実際にファーストピッチセレモニーは、なんとかギリギリのノーバンで投げることが出来ました。本番は真っ白になるね。今回教わったコーチ陣のことをすべて忘れて、<届けっ!>って思いながら投げましたね。

イモト:私、もう1回やりたいと思ってる。もう1回、練習したいなって思ってる。で、買いましたよ、ネットでグローブとボールを。今、キャッチボールを超やりたいよ! (ブース外のスタッフ陣を見て)やらない? やろうよ! キャッチボール、マジで超楽しいんだよ! 楽しかったので、また続けられるといいな。ただ、1人ではできないんだよね。壁に投げてもつまらないし。投げたボールを取ってくれる人がいないと楽しくないから、せめて2人はいないと。
イモト、プロ野球初観戦に「めちゃめちゃ面白かった!」
イモト:ファーストピッチセレモニーが終わった後、息子と巨人対ヤクルトの開幕戦を見ることができて。私、39歳にして初めてのプロ野球観戦させてもらいましたね! 試合は途中まで0-5で巨人が負けていたんですけど、10回で逆転するという、めちゃくちゃドラマチックな展開で! 私は初めてだったんですけど、ファンの人に聞くと、1年通してもこんなゲームはまあない!という、めちゃくちゃおもしろい試合でしたね! 野球が詳しい方が隣にいてくれたから、ルールも全部言ってくれて、やっぱ、それがいいですよね。

イモト:私、見ていて気が気じゃなかったね。もちろん、野球というスポーツは知っていたし、どういう仕事かわかったつもりでいたんですけど、実際に生で観戦するとプレッシャーたるや! とんでもないね! テレビで見ているのと、現場に行って5万人の応援の熱の中でやっている人達はすごいね!
イモト、バッターの気持ちに感情移入!
イモト:特に私はバッターボックスに立つバッターの気持ちに感情移入しちゃって! 自分が打席に立つわけでも無いのに。いわゆる良い場面というんですか、2塁・3塁に走る人がいて、打者(笑)? (スタッフ:ランナー!)ランナー(笑)。ごめんなさい、知識が無いもんで(笑)。ランナーが2塁・3塁にいるんですよ。それってチャンスなわけじゃないですか。ここで、打ってランナーを一つでも進めれば1点入るし、なんならホームランを打ったら3点入るわけですよ! 逆に、失敗したらその回が終わるみたいな、そういう状況でバッターボックスに立つバッターの気持ちになって毎度毎度見ていると、もうガーって入り込んじゃって。

イモト:その時に思ったんですけど、もし自分だったらと思うと(打順が回って来ないで!)って思っちゃいそうなプレッシャーなのよ。5万人がすごく期待していて。失敗したら落胆に変わるわけですよ。その状況であの場に立てて、バットを振れる人のメンタルたるや!
坂本選手のゲッツーに5万人がため息、イモト「私ならもうムリ!」
イモト:私がその開幕戦で見た時に、巨人には岡本選手、ヘルナンデス選手などがいたんですけど、坂本選手もいて。坂本選手に、ランナーがいるチャンスの場面で回ってきたんですけど、坂本選手は2回か3回ゲッツーって言うんですか、打ってゲッツーになってその回が終了になって。5万人が(はぁぁぁ、、、)みたいな! 1人の(はぁぁぁ、、、)だとドームに何も聞こえないけど、5万人が(はぁぁぁ、、、)って言うと、マジですごい聞こえるんだね! (はぁぁぁ、、、)X5万人はヤバい音ですね! なんといえない残念感が広がるわけ! 私ならもうムリ! あの状況で私はもう逃げたくなるよ!

イモト:というような、それでもバッターボックスに立ち続けるメンタルの凄さ。私、野球全然わかんなかったけど、毎日試合があるじゃん! プロ野球ってめちゃくちゃ試合するじゃん! 私がバッターでチャンスで打てなかったらずっと引きずって、明日も同じ失敗したらどうしよう、、、と思うんだけど、プロ野球選手は切り替えるわけじゃないですか。それが大事なわけですよね。もうヤバい仕事だなと思って!
プロ野球は数字がお給料に直結! バラエティは芸術点!?
イモト:チャンスに打てるかどうかが試合結果にもつながるし、直で自分のお給料につながるお仕事なわけでしょ!? もうムリよ! バラエティの世界って、そんなに直結しないわけ。スベッたなで終わってもそれが数字としてそんなに残らないわけ。半年間あまりにもスベり過ぎたらちょっととなるけど(笑)。まあ、次取り戻せればいいか、とか。M-1グランプリなどは別ですけど。普段のバラエティだと結果がもうちょっとフワッとしているから。結果を出せなくても、スタッフさんに好感度が良かったらまた使ってもらえたり(笑)。意外にそういうのもあったりするわけじゃない!? 結果だけじゃない、勝負だけじゃないみたいなところもあったりして。

イモト:プロ野球選手は、プレーの一つ一つがお給料に関わるんだと思ったら、とんでもないメンタルですね! あんなので1年間もバッターボックスに立ち続けられないよ! これ、みんな知ってた!? 知ってたよね、ごめんね(笑)。私はようやくそこに気付いたのよ(笑)。野球に限らずサッカーとか、プロと呼ばれる人達ってすごいプレッシャーの中で戦っているんだなって、ものすごく感じましたね。
イモト:バラエティって、点数をつけるのが難しいじゃない!? “芸術点”みたいなものもあるわけじゃない!? いわゆる打った・打たないとかじゃないわけよ。バラエティというのは芸術点だから(笑)。そこには判定する人のあれもあるから(笑)。数値化するもんじゃないですよね。だから、私はフワッとした世界でやっていきたいと思いました(笑)。これは痺れるね! でも面白かったので、また観に行きたいですね!
(「イモトアヤコのすっぴんしゃん」 4月16日放送)