なんと、水素燃料電池で動くというもので、開発元のAlaka’i Technologiesが5人乗りのeVTOL「Skai」のプロトタイプを発表した。
・高エネルギー密度
Skaiがあえて水素燃料電池を採用したのは、エネルギー密度がリチウム電池の10倍と高いからだ。これにより航続距離は640キロとこの手のものにしては長く、また水素燃料電池はガソリンのように燃料補給も素早く行えるというメリットもある。
水素燃料電池の場合、水素ステーションを整備する必要があるが、車と違って航空の場合はあちこちに設置する必要はないので管理しやすいようだ。
・2020年までに認可?
商業展開に向けて、SkaiはすでにFAAの審査を受けている。Alaka’i TechnologiesのCEO、Steve Hanvey氏は「機体は極めてシンプルで、2020年末までに認可されるのでは」との考えを明らかにしている。
どのようなスタイルでのサービスを展開するのかはまだ見えていないが、航空分野に一石を投じる存在になるのは間違いなさそうだ。
Skai
(文・Mizoguchi)