常に笑顔を絶やさず非常に品も愛想も良さそうに見えるセレブ達だが、「トンデモない傲慢な人物だった」と元スタッフに暴露されたり、訴訟を起こされることもある。そうなると人気セレブ達の評価はがた落ち、社会的な信用も失墜するが、“スター”として扱われると「大変なイメージダウンにつながることをしている」とは夢にも思わないものらしい。
今回は“最低なスタッフの扱い”を暴露された何人かの“スター”をご紹介したい。

マドンナ
今から数年前、マドンナの養子の乳母を務めていた人物が突然切れてFacebookにこう綴った。
「もうこんなクソみたいなこと、我慢しないわ。」
同人物によるとマドンナは彼女に「24時間呼び出しに応じること」と命じたほか、カシュルートに定められている食べ物(ユダヤ教でOKとされる食品)やマクロビオティック食しか食べることを認めなかったという。またテレビ視聴を禁じ「寝ている間に6回は水を持ってこい」と命じられたスタッフもいたといい、凄まじい暴君ぶりだったと言われている。

クリスチャン・ベール
クリスチャンの元アシスタントは、彼が不機嫌になると非常に意地悪な性格になると本で暴露。クリスチャンに近よる小さな少女すら泣かせるほど性格が悪かったと明かしている。
しかし元アシスタントは「仕事だから」と割り切ってアシスタント職を続け、その結果セラピー通いが必要になったほか、結婚生活もうまくいかなくなったという。
「セラピストにはこう言われているんです。これはPSTD(心的外傷後ストレス障害)であると。」
これが事実であれば、クリスチャンは決して良いボスでも善人でもない。

レディー・ガガ
人柄は決して悪くないとされるガガも、スタッフにとっては「本当に困った人」だったという。元アシスタントは残業代の未払いなどに我慢できず賠償金もこめて払うよう訴訟を起こし、「(寂しがり屋のガガに)同じベッドで寝るように命じられた」「1日24時間ベッタリ付き添わされた」とも暴露しているほか、「DVDを見ていても、飽きると私を起こしてまで別のDVDをプレイヤーにセットさせたんです」と横暴ぶりを明かしている。

ナオミ・キャンベル
今でこそ過去の暴力癖を後悔しているというが、かつては頭に血が上るとスタッフに対してとんでもない行動に出ていたとのこと。
『someecards.com』によると、ナオミは1998年から2009年までの間に11人ものスタッフに暴力をふるい、2000年代に入ってからは電話を投げつけるといった行為で訴訟を起こされていたのだ。それについてはナオミ本人も法廷で認めており、後に「怒りっていうのは、ひとつの感情。私にはいろいろと解決すべきことがあったのよ」とTV番組で涙をポロリと流したが、時すでに遅しであったことは言うまでもない。

シャーリーズ・セロン
いかにも気が強そうなシャーリーズだが、彼女の養子の面倒をみていた乳母もずいぶん嫌な思いをしていた。うちひとりは「シャーリーズ本人を見ることも、話しかけることも許されなかった」と暴露。子ども達に関し伝達事項がある場合には、日誌のようなものに書き込むように命じられていたという。
しかしシャーリーズの場合は自分でも「私はビッチ(嫌な女)なの」と言っており、自覚しているぶん「タチが良い」という見方もできそうだ。

アナ・ウィンター
『ヴォーグ』編集長のアナも、多くのセレブ達と付き合いがある業界の大物のひとりである。しかし人使いはかなり荒かったといい、「1日に6回もコーヒーを買いに行かされた」「(靴のセンスが悪いと)いかにも不愉快そうにジロジロとみられた」などとスタッフが暴露済みだ。これでは部下に「ついて行こう」と思わせるのは難しいだろうが、彼女ほどの大物でさえあれば将来性を信じ見限らぬ人間も多いのだろう。

ちなみにこういったモラハラ、パワハラを理由に訴訟を起こす人が、日本でも多くなっているそうだ。肝心なのは証拠というから、「これは許しがたい」と思う行為、陰口、罵倒、詐欺行為などは「記録にとっておく」のが最善策であろう。
そして心身の調子を崩してまで続ける価値のある仕事なのか、自身の人権や尊厳も考え、適切に行動することで環境はずいぶん変わるはずだ。昨年はハリウッドでセクハラに耐えていた女優・男優らが団結し「もう終わりにすべき」と運動を開始、これにより多くの人々が問題意識を持つようになったことは言うまでもない。かのスティーヴン・スピルバーグ監督もセクハラ騒動にからめ、「被害を訴える時代到来は実に良いことだ」と述べている。

画像は『Madonna 2018年4月1日付Instagram「Tired Bunny!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)