『Whatcha Say(ワッチャ・セイ、僕のせい)』『Want To Want Me』などで知られる米出身人気シンガーのジェイソン・デルーロ。チェコ共和国プラハで現地時間25日に開催予定だったコンサートが、会場の安全面への懸念から急遽キャンセルとなってしまった。しかしジェイソンは会場アリーナのバルコニーに登場し、早朝から楽しみに待っていたファンのためにミニライブを行うという神対応を見せた。

軽快なダンスと心地よいファルセットで世界中を魅了してきた米人気シンガーのジェイソン・デルーロ(29)。現在は「2 Sides World Tour」でヨーロッパに滞在している。現地時間25日はチェコ共和国の首都プラハでコンサートが予定されていたが、会場の安全面への懸念から開演間際に急遽ショーが中止になってしまった。

ショーは日を改めて開催されることになったものの、朝早くから彼のステージを楽しみに待っていたファンに対し申し訳なく思ったジェイソン。落胆するファンをこのまま帰らせるわけにはいかないと、ジェイソンはなんと会場となった「Tipsport Arena」のバルコニーから、ミニライブを行うという仰天の行動に出た。

その一部始終を収めた動画は、現在ジェイソンのInstagramに公開されている。

動画は、コンサートが急遽キャンセルになったことを受け、ツアーマネージャーと何やら話をするジェイソンの姿で始まる。「(キャンセルの理由は)会場の安全面への懸念が主な理由です」と伝えるマネージャーに対し、ジェイソンは「でも彼らは朝7時から待っていてくれたんだ。僕はちょっと外に行ってくる。メガホンかマイクか何かを貸してくれ」と依頼。マイクを持って会場「Tipsport Arena」のバルコニーに姿を現したのであった。

「今この瞬間に、胸がいっぱいだよ。みんなには心の底からありがとうと言いたい」

「今この場所でみんなで1つになって歌おう」

などと呼びかけると、ジェイソンは『Swalla』『Want To Want Me』などをファンと大合唱。身につけていたTシャツやキャップをファンに向けて投げたり、狭いバルコニーで数人のバックダンサーとダンスを披露したりとノリノリのパフォーマンスを見せた。会場の外はペンライトを携えた大勢のファンの歓声が鳴り止まず、そこは野外ライブ会場さながらの状態となった。

一連のもようを自身のInstagramにアップしたジェイソンは、

「昨晩ファンの皆と分かち合った愛と一体感は、僕のハートにタトゥーとして永遠に深く刻まれた」とコメントを添えている。

この日のジェイソンの神対応ぶりには、

「ファン思いのジェイソン、最高だよ!」

「なんて素敵なエピソード。これからあなたのInstagramをフォローさせてもらうわ」

「普通のセレブなら、こういうことは関係者に任せっきりにしちゃうのに、ジェイソンはなんていい奴なんだ!」

「バルコニーの手すりから身を乗り出す方が危ないのに! ファンを愛するジェイソンには尊敬しかない!」

などとファンを大切にするジェイソンの優しさを称賛するコメントが多数書き込まれている。彼のそんな人柄を慕うセレブは多く、ジェイソンのInstagramにはカナダ出身の人気歌手ショーン・メンデスサッカー界の“レジェンド”クリスティアーノ・ロナウドらとのツーショット写真が並んでいる。

最近は音楽活動だけなく、TVドラマ『リーサル・ウェポン』や『Empire 成功の代償』に出演するなど、俳優業にも力を入れているジェイソン。歌にダンスに演技にと、そのマルチな才能で幅広く活躍する彼の神対応は、きっと後々まで語り継がれることだろう。



画像は『Jason Derulo 2018年7月1日付Instagram「Shmood when I get that Caribbean food in Miami Followed by a long ass nap」、2018年10月16日付Instagram「Big love to my brother @cristiano for coming to my show last night in Paris!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)