俳優の森崎博之が11月23日放送のバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ 2時間SP』(TBS系)にゲスト出演した。今回は「稲刈りと秋の大収穫祭」をテーマに渡辺ヘルムート直道の“ひとり農業”を特集しており、地元で農業をテーマにした教養番組『あぐり王国北海道NEXT』(北海道放送)に出演している彼にぴったりな内容である。


3月23日の『金スマ』で演劇ユニットTEAM NACSを特集した時のことだ。リーダー森崎博之についてトータライザーを使い「普段、農業の話、ちょっと長くて迷惑ですか?」と他のメンバー4人にアンケートをとったところ、全員が「イエス」と答えていた。今回の“ひとり農業”ではメンバー4人の気持ちが分かるような場面が多数見られた。

森崎は見事なサツマイモを差入れして、渡辺ヘルムートをはじめ中居正広室井佑月、ベックらレギュラーとゲストのヒロミを驚かせる。

すると彼は「北海道のサツマイモって意外じゃないですか?」「サツマイモは日々の平均気温の積算温度が2500℃になったら収穫できる…」と説明を始め、鹿児島と北海道では収穫までの日数が違うため「ミネラルとか食物繊維が豊富」と結論付けた。

熱弁により充実感を覚えるかに思えた森崎だが、室井から「今、鹿児島ディスったことになりますけど、大丈夫」と指摘され「またなんか、間違いました…」と固まってしまう。


そんな森崎が渡辺ヘルムートと初めて会ったのは、5月に田植えを手伝いに訪れた時だ。今回その時の映像もオンエアされたが、森崎の情熱には渡辺でさえタジタジとなる。

2人は初対面ながら農産物の話題ですぐに意気投合する。水田に向かうと、田植えを始める前に森崎が男性アナウンサーへ苗について説明し出した。

「苗は“分けつ”して3本が20本くらいに増える。田植えが米作りのスタートではない、稲作は“苗半作”と言い、苦労してここまで育てるのに情熱の半分を費やしている。
これはもう子育てのようなもの、田植えで社会にデビューして一人前になっていく」と力説した。

それを聞いて渡辺が「こんなに苗のことを熱く語る人初めて見ました」と舌を巻くので、冷静になった森崎は「ちょっとうっとうしいので、すいません」と反省していた。

さらに森崎は田植えをしながら「日本の食料自給率についてどう思います?」と問いかけ、「あんまり考えたことないです」と戸惑う渡辺に構わず「未来の日本に残したいものってちゃんと作ってるもの、畑や海で、この大地で育ったものを残していきたいじゃないですか…」と続ける。

渡辺の反応が薄いので、さすがに森崎は「俺、うるさい?」と確認するも寂しげに「そんな話を、途中までは“へぇ~”って聞いてくれるんだけどね、そのうちみんなスマホ見てんだ…」とボヤく脳裏にはTEAM NACSメンバーの顔を思い浮かべていたのかもしれない。

安田顕がレギュラーを務める日曜劇場『下町ロケット』で11月18日放送の第6話より、無人トラクターの開発に関わる大学教授・野木博文役で登場した森崎博之。「農業」を語って彼の本領を発揮できる場面はあるのか、今後の展開が楽しみだ。


画像は『日曜劇場「下町ロケット」 2018年11月17日付Instagram「第6話は、明日放送です」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉