美しいモデルたちがランウェイを華やかに闊歩し、豪華なアーティストのパフォーマンスでも盛り上がるヴィクトリアズ・シークレット(VS)のファッションショー。世界一注目されるファッションショーといっても過言ではないこのショーは先月8日ニューヨークにて行われ、今月2日にアメリカのABCにて放送された。
そして、同ブランドが現地時間12月11日にABCで放送された約41分のファッションショー全編を史上初めてYouTubeに公開した。

ジゼル・ブンチェンミランダ・カーなどのスーパーモデルを輩出したヴィクトリアズ・シークレットは、毎年豪華なファッションショーを開催しており、モデルたちの憧れの舞台である。例年は放送後に、出演したアーティストがそれぞれ自身のYouTubeチャンネルで動画をアップしてきたが、今年はアーティストの他にヴィクトリアズ・シークレットの公式YouTubeチャンネルがその約41分のショーの全てを公開した。

今回最初のパフォーマーを務めたのはリーラ・ジェームスで、映画『グレイテスト・ショーマン』(2017年)の『This Is Me』を熱唱し、ショーの幕を“開く”最初のモデルを務めたのはテイラー・ヒルだった。他にもザ・チェインスモーカーズとケルシー・バレリーニ、ホールジー、ビービー・レクサ、ショーン・メンデス、リタ・オラ、ザ・ストラッツらがパフォーマンスで盛り上げ、専属モデル「エンジェルス」のほかに日本でも人気のケンダル・ジェンナージジ・ハディッドベラ・ハディッドがランウェイを闊歩した。

さらに、今回18度目のショーをもって引退を迎えるアドリアナ・リマが1人でステージを歩き、涙を浮かべる感動のシーンやエルサ・ホスクが100万ドル(約1億1300万円)のファンタジーブラを着けて歩く姿、モデルたちがオーディションに受かって喜ぶ様子、ショーに向けてトレーニングする様子などが紹介された。
さらに3年ぶりにショーに戻ってきたベハティ・プリンスルーに夫で「マルーン5」のアダム・レヴィーンが歓喜する表情、ケンダル・ジェンナーの母クリス・ジェンナーが娘の大舞台を携帯電話で必死に撮影する姿、ベラ・ハディッドと交際中のザ・ウィークエンドが熱い眼差しを送る様子も放送されていた。

そんなヴィクトリアズ・シークレットのショー全編が初めてYouTubeにアップされたことに、ファンは「ヴィクトリアズ・シークレット、ありがとう!!!!」「この動画をアップロードしたのは最高」「ようやくVSがYouTubeにショーをあげてくれた」と歓喜のコメントを寄せている。

ヴィクトリアズ・シークレットがショーをYouTubeに初公開した理由はいくつか考えられる。まずは毎年ショーがYouTubeに違法アップロードされていること。そして2001年にショーのテレビ放送がスタートして以来、今回が最低視聴率を記録したからである。これまではCBSで放送されていたが、今回はABCで放送され、327万人が視聴した。


しかし残念なことに、YouTubeに公開された今回のショーは日本を含め一部の地域では視聴ができない状況である。ヴィクトリアズ・シークレットのファンは世界中にたくさんいるため、今後は日本や他の国でも視聴が可能になることを願うばかりだ。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)