ジゼル・ブンチェンやミランダ・カーなどのスーパーモデルを輩出したヴィクトリアズ・シークレットは、毎年豪華なファッションショーを開催しており、モデルたちの憧れの舞台である。例年は放送後に、出演したアーティストがそれぞれ自身のYouTubeチャンネルで動画をアップしてきたが、今年はアーティストの他にヴィクトリアズ・シークレットの公式YouTubeチャンネルがその約41分のショーの全てを公開した。
今回最初のパフォーマーを務めたのはリーラ・ジェームスで、映画『グレイテスト・ショーマン』(2017年)の『This Is Me』を熱唱し、ショーの幕を“開く”最初のモデルを務めたのはテイラー・ヒルだった。他にもザ・チェインスモーカーズとケルシー・バレリーニ、ホールジー、ビービー・レクサ、ショーン・メンデス、リタ・オラ、ザ・ストラッツらがパフォーマンスで盛り上げ、専属モデル「エンジェルス」のほかに日本でも人気のケンダル・ジェンナー、ジジ・ハディッド、ベラ・ハディッドがランウェイを闊歩した。
さらに、今回18度目のショーをもって引退を迎えるアドリアナ・リマが1人でステージを歩き、涙を浮かべる感動のシーンやエルサ・ホスクが100万ドル(約1億1300万円)のファンタジーブラを着けて歩く姿、モデルたちがオーディションに受かって喜ぶ様子、ショーに向けてトレーニングする様子などが紹介された。
そんなヴィクトリアズ・シークレットのショー全編が初めてYouTubeにアップされたことに、ファンは「ヴィクトリアズ・シークレット、ありがとう!!!!」「この動画をアップロードしたのは最高」「ようやくVSがYouTubeにショーをあげてくれた」と歓喜のコメントを寄せている。
ヴィクトリアズ・シークレットがショーをYouTubeに初公開した理由はいくつか考えられる。まずは毎年ショーがYouTubeに違法アップロードされていること。そして2001年にショーのテレビ放送がスタートして以来、今回が最低視聴率を記録したからである。これまではCBSで放送されていたが、今回はABCで放送され、327万人が視聴した。
しかし残念なことに、YouTubeに公開された今回のショーは日本を含め一部の地域では視聴ができない状況である。ヴィクトリアズ・シークレットのファンは世界中にたくさんいるため、今後は日本や他の国でも視聴が可能になることを願うばかりだ。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)