カニエ・ウェスト(44)が新曲MVで破局した妻キム・カーダシアン(41)の恋人ピート・デヴィッドソン(28)を風刺したことに対し、SNSでは批判が殺到した。しかしピート本人はこのビデオに大笑いしており、こういった状況は自分自身やキムとの関係を成長させる機会だと捉えているという。


カニエ・ウェストが現地時間2日に発表した新曲『Easy』のMVは、クレイアニメによるカニエとピート・デヴィッドソンが登場するモノクロームの映像だ。しかしそのストーリーは、カニエがピートを誘拐して縛り上げ、頭部だけを出して生き埋めにするという過激な内容だったことから物議を醸すこととなった。

同曲のリリックでは「神はあの事故から俺を救ってくれた。だから俺は、ピート・デヴィッドソンのケツを叩けるんだ」と彼を名指しでラップをしている

そのためSNSでは「物騒なビデオだ」「ピートは大丈夫か?」「カニエは恐ろしいほどピートに執着している」とピートの身を案ずる声があがっていた。

さらに米メディア『People』は、現在ピートと交際中のキム・カーダシアンがこのMVについて「不適切で間違っている」と激怒したことを報じていた。
キムは昨年2月にカニエとの離婚を申請し、今月初めには法的に独身に戻ることが許可された。しかしカニエはいまだにキムに未練があるようだ。

カニエのMVに対して批判の声が高まる中、当事者であるピートはカニエからの攻撃に動じていないとみられている。

米メディア『Entertainment Tonight』の情報筋は「カニエがミュージックビデオにアニメ版の自分を登場させたことに、ピートは大笑いしています」と明かし、このように説明した。

「彼にとってあまりにも馬鹿げている。だからほとんどお世辞のようなものだと思っているんです。
どんな形であれ、ピートはカニエに脅されてはいません。」

そして「彼はこの機会を利用して、自分自身やキムとの関係などさまざまな面で成長している。彼はすべてのネガティブなことをポジティブなものへと変えているのです」と述べ、キムとの仲について「今回の件で距離が縮まり、予想していた以上に関係が深まった」と明かした。

さらにこの人物は、ピートがカニエとの離婚問題で困難な時期を過ごすキムをサポートしてきたと褒め「彼は自分の感情を一切捨て、努力してきました。キムはこれ以上ないほど感謝しています」とも語った。

「結果的に2人は、天文学的な成長を遂げています。周囲に取り巻くネガティブな状況に反して、彼らはむしろポジティブでいる。
これらが成長するための経験となっているのです。」

この報道に対し、SNSでは「この情報筋はピートの仲間だろ」「カニエをイラつかせて、さらに怒らせるために言ってるんだ」「敵に自分の気持ちを知らせちゃいけないよ」といった意見が飛び交っている。

画像1枚目は『Miley Cyrus 2021年12月19日付Instagram「Party LIVE in Miami with me & #PeteDavidson」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)