公共の場で大声で泣き叫ぶ幼い我が子に親が困り果ててしまうこともあるが、アメリカのある20代女性は楽しみにしていた旅行での飛行機内で泣き叫ぶ幼児に悩まされてしまったようだ。女性はSNSで「大人専用のフライトを」と投稿し物議を醸している。
『The Mirror』『LADbible』などが伝えた。

米フロリダ出身で現在はオーストリアのウィーンに留学中のモーガン・リーさん(Morgan Lee、24)が8月25日、TikTokに動画を投稿したところ多くの関心を集めた。動画はモーガンさんがトルコへ旅行した際の機内を撮影したものだった。

動画には席に座って宙を見つめるモーガンさんの姿があり、幼児の泣き叫ぶ声が聞こえてくる。モーガンさんは投稿に「3時間のフライトでずっとこれを聞いていた」と綴っており、後ろの席の幼児が3時間のフライトの間ずっと泣き叫びながらモーガンさんの椅子を蹴っていたという。

モーガンさんはコメント欄で「ノイズキャンセリングのヘッドフォンをつけていても泣き声が聞こえていた」ことに加え、「その子は5歳ぐらいで親は横で寝ていた」と明かしている。
かなりげんなりした様子のモーガンさんは、動画に「なぜ大人専用のフライトというものがないのかしら? たとえ高額でもお金を払って利用するわ」と言葉を添えていた。

この動画には2万3900件以上ものコメントが寄せられ、「あなたよりもお母さんの方が大変なのよ」「子供が蹴ったり動き回ったりするのは普通のことかも」といった声のほか、次のようなコメントもあり意見が分かれたようだ。

「私は子供を持つ母親だけど、私も大人だけのフライトを要望するわ。」
「みんな疲れているのにそれは良くないわ。料金を払って乗っている他の乗客の座席を蹴るなんて親としてどうかと思う。」
「親である私としては(大人専用のフライトに)100パーセント同意します。飛行機に乗った時に騒がしい子供が嫌いな人たちから嫌な顔をされないようにしたいから。」

ちなみに格安航空券の検索ウェブサイト『Airfarewatchdog』が2017年に4000人以上の旅行者を対象としたアンケート調査で、「10歳以下の子供がいる家族は機内の別のセクションに座ることを義務付けるべき」との回答が52パーセントを占めたそうだ。

また『LADbible』によると、マレーシア航空、エアアジア、スクート、インディゴ航空など一部の航空会社はすでに「キッズ・フリー・ゾーン」を導入しているという。




画像は『Mo 2022年8月25日付TikTok「The flight was 3 hours and I listened to this the entire time」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)