田村淳ロンドンブーツ1号2号、48)はしくじったり、罪を犯したことにより表舞台から降りた人たちを応援する意味でYouTube「田村淳のアーシーch」に『セカンドチャンス』コーナーを作ったという。今回は薬物犯罪で逮捕された過去を持つ俳優・いしだ壱成(47)と対談したところ、社会復帰の障壁を感じて田村流に「日本っぽいな」と違和感を訴えた。


いしだ壱成は1990年代にフジ月9ドラマ『ひとつ屋根の下』シリーズや主演ドラマ『未成年』(TBS系、1995年)などで人気を博したが、2001年8月に大麻・LSD所持で逮捕されて執行猶予付きの有罪判決を受け、2年間芸能活動を自粛した。「田村淳のアーシーch」で9月10日に公開した『石田純一の隠し子&逮捕で活動停止…壮絶人生を激白【いしだ壱成のセカンドチャンス】』では、薬物に手を出した事情を吐露している。

友人から「楽になるよ」と言われて遊び感覚で手を出したことを振り返りながら、「楽になりゃしないですけどね」と自戒したいしだ壱成。2003年に俳優復帰した後、2008年2月にはブログで「少しは恩返ししないと!!って。みんなに支えてもらって生きているから…今度は僕がもっともっと支えられる様になりたい…」と心境を綴っていた。

今となっては21年前のことだが、いしだは申し訳なさそうに「忘れちゃいけないと思うし…償って反省してというところもあるんだけど…まだ襲ってくるものがある」と後悔の念を繰り返した。
そうした状況に対して「日本っぽいなと思う」とこぼした田村淳。十分反省したうえで社会復帰しようとしても、次の道を歩んでいることを言い辛い今の日本の空気を感じたという。

本人が「あれはもう昔のことですから」と言えば「反省してないのか!」とバッシングされ、田村のような第三者が「もうよくないですか」と代弁しても「お前、なに偉そうに言ってるの」と矛先を向けられる。田村は数年前からTwitterで「同調圧力に知らないうちに加担してないですか?」と警鐘を鳴らしていただけに、改めてそのような風潮に対して「同調圧力って怖いな」と首をかしげた。ただ今回の対談によって「セカンドチャンスの真髄が聞けたような気がする」と述べており、取り組みの方向性が間違っていないことに確信を深めたようだ。

画像2枚目は『いしだ壱成 // Issei Ishida 2022年7月29日付Instagram「いしだ壱成俳優復帰作、映画『100日後に退職する47歳』』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)