同作では2023年夏、白い光が命中してエスパーになったしんのすけが、黒い光を浴びて暗黒のエスパーになった非理谷充(松坂桃李)と超能力大決戦を繰り広げる。そこでこの日の舞台挨拶ではMr.マリックの指導のもとスプーン曲げに挑戦することになった。
会場を埋め尽くした観客から割れんばかりの拍手で迎えられたMr.マリックが、映画タイトルの「とべとべ手巻き寿司」にちなんで、まずは手巻き寿司を持参して、これを手で操りながら宙に浮かせてみせる。間近でこれを見ていた鈴木もぐらや水川かたまりも思わず目を丸くした。
このパフォーマンスが終わると、「超能力と言えばスプーン曲げです」とマリックが言い、スプーン曲げをすることに。松坂の手にスプーンを載せたり、説明しながらマリックが進めていく。
そしていよいよステージの登壇者たちと会場の観客たち、全員でスプーン曲げにトライすることに。「全員揃ってやりますと大変なパワーになります」「こんなものは簡単に曲がると自分で思います」「(曲げるときに)おへそのすぐ下のところに力を入れます」などマリックの指示を聞きながら、マリックの「せーの、曲がれ!」の合図で一斉にスプーン曲げに挑むと、松坂、かたまり、小林、そしてなんとしんちゃんまでもが大成功! しんちゃんが大はしゃぎでステージを駆け回りながら、くにゃっと曲がったスプーンを見せびらかす。客席からも悲鳴や歓声が上がり、折れ曲がったスプーンを掲げている人たちが続出。みんな超能力を目の当たりにして大興奮の様子だ。
スプーンをほぼ直角にかくんと曲げることに成功した松坂は「本当に曲がるんだな。あるんだな、超能力って」と我ながら驚きを隠せず。松坂は「今日はスプーンが曲がった方も曲げられなかった方も、このスプーンでカレーやシチューを食べながら、今日観た映画の話をして欲しい」と興奮冷めやらぬ様子で親子連れも多い客席に呼びかけた。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)