北陸地方では、すでに記録的な大雨となっている所があり、このあと、さらに大雨が予想されます。土砂災害に厳重に警戒してください。
すでに大雨となっている所があります
北陸地方ではすでに記録的な大雨となっている所があります。富山県の氷見では昨日12日(木)夜遅く、記録的短時間大雨情報が発表されました。その後も断続的に雨脚が強まり、24時間雨量がきょう13日(金)17時までに222.5ミリに達し、観測史上1位を更新しました。また、石川県の宝達志水でも24時間雨量が213.0ミリに達し、こちらも観測史上1位を更新しました。
15日(日)にかけてさらに記録的な大雨
前線は15日(日)にかけて本州付近に停滞し、前線の活動が活発な状態が続きます。
また、短時間の強い雨にも警戒が必要です。
17日(火)まで土砂災害に警戒 土砂災害の前兆現象とは?
新潟県の上越市と糸魚川市、富山県の氷見市と高岡市、石川県の宝達志水町では土砂災害警戒情報が発表されています。この内、糸魚川市、氷見市と高岡市には、避難指示が発令されています。このあとも、火曜日ごろまで前線の活動が活発で、大雨が予想されます。土砂災害に厳重な警戒が必要です。
土砂災害には前兆現象があります。
1.豪雨や長雨が続いている
2.川が濁ったり、木が流れたり、土臭いにおいがしたりする
3.降雨が続いているのに、川の水位が減少する
4.斜面(崖)から物音がする、石が落ちてくる、水が浸みだす
5.地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れる
6.地鳴りがする
7.いつもと違うことが起きる
土砂災害は早めの避難が鉄則です。上記のような兆候が見られたら避難指示などがなくても早めに土砂災害警戒区域・危険箇所から外に出るようにしてください。避難に時間を要する方は、「高齢者等避難」が発令された時点で避難を始めるのが良いでしょう。
万一浸水などで逃げ遅れた場合や避難が困難な状況となった時は、斜面とは反対側の建物の2階以上の場所へ移動しましょう。特に浸水で深さが50cm以上となっている場合は、水圧で流される危険があるので無理に避難しないようにしてください。
土砂災害は、雨のピークが過ぎて小康状態になっている時や雨がやんだ後にも発生する可能性があります。雨がやんだ後も、避難指示や大雨警報が解除されるまでは、避難場所にとどまりましょう。