11月14日、カナダテニス協会は25日から開催される「デビスカップ by Rakuten 2021ファイナル」からフィリックス・オジェ・アリアシム(世界ランク10位)とデニス・シャポバロフ(同14位)が出場を辞退したことを発表した。
【SNS】オジェ・アリアシム、シャポバロフの欠場を明らかにしたカナダテニス協会
今週発表された世界ランクで初のトップ10入りを果たしたオジェ・アリアシムは、「デビスカップファイナルを辞退してシーズンを終えることになってしまって残念だ。
また、シャポバロフは、先週行われた「ストックホルム・オープン」(スウェーデン・ストックホルム/ATP250)決勝で敗れた後にデビスカップファイナルズを欠場することを明らかに。「国を代表して出場することは、僕にとって喜びであり、名誉なこと。だが、少し休息が必要だ」と述べていた。
カナダにとって2人は勝ち星を計算できるチームの支柱。ミロシュ・ラオニッチも欠場しており、苦しい状況となってしまったが、チームのキャプテンを務めるフランク・ダンセビッチ氏は「2人がプロとしてキャリアを始める前からカナダ代表としてジュニアデビスカップを制して以来、この大会を最優先事項の一つとしてきたことを我々は知っている。長く、困難なシーズンで、彼らの決断を理解しているよ。今後数年にわたるサポートとリーダーシップに期待している」と、2人の決断を尊重した。
グループBのカナダは、カザフスタンとスウェーデンと対戦。
なお、同大会は、11月25日から12月5日にかけて、スペイン・マドリード、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノの3都市で開催。各都市で2つのグループのラウンドロビンが行われ、その後、インスブルックとトリノで準々決勝が1試合ずつ。マドリードで準々決勝の2試合と準決勝、決勝が行われる予定。全18ヵ国が参加し、6つのグループに分かれてラウンドロビンが行われ、1位の6ヵ国とセット数とゲーム数で優れた成績を収めた2位の2ヵ国が準々決勝に進出する。