96年生まれのメドベデフ&カチャノフ、
97年生まれのルブレフ&ズべレフ&ブブリク
ロシアテニス連盟が男子国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」で優勝した。代表選手であるダニール・メドベデフ(世界ランク2位)、カレン・カチャノフ(同29位)、アンドレイ・ルブレフ(同5位)はジュニアの頃からともに成長したことで知られている。
【画像】仲のよさがうかがえるカチャノフ&ルブレフ
【画像】普段は見られない表情! ファッション誌の表紙を飾るメドベデフ&ルブレフ
ロシアテニス連盟のメンバーの年齢(下記)をチェックしてみよう。2021年に100位圏外から最高15位までランキングを上げたアスラン・カラツェフ(同18位)を含め、年齢差が5歳以内と非常に年齢が近い。特にメドベデフ、ルブレフ、カチャノフは、トーナメントで訪れた場所で合流し、街に繰り出した際の写真や同じ飛行機で移動している写真をインスタグラムに頻繁に掲載している。2020年のUSオープンにおけるルブレフの記者会見では、メドベデフは7歳の頃から勝つためなら1時間でもロブを上げ続けることができた、と語った。
アスラン・カラツェフ:28歳(1993年9月4日生まれ)
ダニール・メドベデフ:25歳(1996年2月11日生まれ)
カレン・カチャノフ:25歳(1996年5月21日生まれ)
アンドレイ・ルブレフ:24歳(1997年10月20日生まれ)
実はロシアにルーツを持ち、ロシア代表選手たちとの交流があったテニス選手がいる。それは、世界ランク3位のズベレフと同36位のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)だ。彼らもロシアの代表選手たちと同年代だ。
アレクサンダー・ズべレフ:24歳(1997年4月20日生まれ)
アレクサンダー・ブブリク:24歳(1997年6月17日生まれ)
ズべレフは、今年の「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATPマスターズ1000)決勝でルブレフを破った後、11歳から何度も対戦してきた相手だ、と語っていた。互いのインスタグラムには、幼い頃に2人が写った写真も掲載されていた。ズベレフの両親は1991年にロシアからドイツに移住している。
ブブリクは、19歳の時に経済的な理由から、ロシア国籍からカザフスタン国籍に変更している。ロシアでプレーしていたものの、現在のロシア代表選手らと互いにインスタグラムなどで交流している様子を投稿することはない。そもそもブブリクは誰もフォローしておらず、インスタグラムアカウントは「Following 0」となっている。
ロシア選手たちはモデル業でも活躍!
メドベデフ198cm、ルブレフ188cm、カラツェフ185cm、カチャノフ198cmと高身長ぞろいのロシア選手たち。彼らの多くがモデルとしても活躍しており、中でもメドベデフは先日、妻とともにロシア版『TATLER』の表紙を飾った。ルブレフもコート上とは異なるファッショナブルな装いでロシア版『ELLE』の表紙を飾っている。
個性光るプレースタイル
シフォンテクがつけたメドベデフのニックネームとは!?
2006年以来ロシアにとって待ちに待った優勝となった今回のデビスカップ。代表選手それぞれの活躍を見れば、今回の優勝は決して驚きではないと言える。選手それぞれのプレースタイルにも個性があり、試合を見ていて楽しい選手ばかりだ。特にメドベデフに関しては、バックハンドのスイングが独特であるがゆえに、イガ・シフィオンテク(ポーランド/同9位)から“プレッツェル”というニックネームをつけられたほど。
2022年も多方面におけるロシア勢のさらなる活躍に期待したい。