2月15日、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、英「BBC」のインタビューに応じ、全仏オープン、ウィンブルドンに出場するにあたり、新型コロナワクチンを受ける必要があるならば、欠場もいとわないと発言と報じた。
【SNS】ジョコビッチがGS欠場も厭わないと発言したと伝えるBBCの投稿
「タイトルうんぬんよりも、自分の体に対する判断の原則が重要なんだ。
さらに「私がワクチン接種に反対したことは一度もない」とワクチン批判派ではないと語ると、「将来的に状況が変わる可能性は常にある。これは私の現時点での決断とスタンス。大会に出られない犠牲を被ることになるが、将来、状況が変わることを期待している。どうなるかは見てのお楽しみだよ」と今後について状況を見ていきたいと語っている。
仮に、ワクチン未接種のため、グランドスラムに出場できないとしても、「それは私が支払うべき代償だ」とはっきり語ったというジョコビッチ。
しかし、BBCは抜け道についても言及している。フランスではグリーンリスト*に載っている国からの渡航の場合、ワクチン未接種でも隔離する必要がなくなっている。同様の手段を使うことで、イギリスにも入国が可能かもしれないというのだ。
いずれにせよ、“ワクチンは接種しない”と表明したジョコビッチ。今月末には世界ランク1位から陥落する可能性もあり、状況はさらに厳しくなったと言えるだろう。
*2月12日時点でのフランスのグリーンリスト/ヨーロッパ諸国とアルゼンチン、オーストラリア、バーレーン、香港、日本、インドネシア、ホンジュラス、クウェート、ニュージーランド、カタール、ルワンダ、サウジアラビア、セネガル、韓国、台湾、アラブ首長国連邦、バヌアツ
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