現地5月27日、「全仏オープン」男子シングルス3回戦が行われ、第6シードの19歳、カルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク6位)は、第27シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同30位)と対戦。6-4、6-4、6-2で下しベスト16入りを果たした。
動画】アルカラス、コルダのドロップショットに素早く反応! ドロップショットでお返し&マッチハイライト
今季すでに4度のツアー優勝を挙げている優勝候補の一人であるアルカラスは、今大会初戦のファン・イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン/同141位)戦では快勝したが、アルベルト・ラモス・ビニョラス(スペイン/同44位)との2回戦ではマッチポイントを握られ、敗戦の危機に。
4時間34分の死闘の末に6-1、6(7)-7、5-7、7-6(2)、6-4で制し、前哨戦のATP500「バルセロナ・オープン」(スペイン・バルセロナ)から続く連勝を12に伸ばした。
この日の対戦相手、コルダとは1勝1敗。昨シーズン終盤に行われた21歳以下の「Next Gen ATPファイナルズ」決勝で対戦し勝利しているものの、今年4月の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(モナコ・モンテカルロ/ATPマスターズ1000)2回戦では、6(2)-7、7-6(5)、3-6とフルセットの末に敗れている。
第1セット、アルカラスはストローク戦に持ち込んでコルダのミスを誘い、第3ゲームでブレーク。サービスゲームではピンチを迎えることなく、6-4でセットを先取する。
静かに闘志を燃やすコルダだが、アルカラスのフットワークや強烈なフォアハンドを前に攻略の糸口がつかめず。ファーストサーブ確率が落ち、第2セット第3ゲームでアルカラスがブレークに成功すると、そのまま6-4でセットを奪った。
余裕の生まれたアルカラスは、第3セットでもネットプレーやドロップショットなど幅の広いテニスを展開。コルダに隙を与えず、2ブレークを奪って6-2。ストレート勝利でベスト16入りを果たした。
4回戦で、アルカラスは第21シードのカレン・カチャノフ(同25位)と対戦。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
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