5月30日、「全仏オープン」男子シングルス4回戦で対戦したのは第7シードのアンドレイ・ルブレフ(同7位)と第11シードのヤニック・シナー(イタリア/同12位)。試合は1-6、6-4、2-0となったところで、左ヒザを痛めたシナーが棄権を申し出て、ルブレフの準々決勝進出が決まった。
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今大会、ルブレフは1回戦のクォン・スンウー(韓国/同71位)、2回戦のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン/同65位)、3回戦のクリスチャン・ガリン(チリ/同37位)といずれも3-1で勝利して4回戦に進出。対するシナーは、2回戦のロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン/同89位)に1セット奪われたが、1回戦のビョルン・フラタンジェロ(アメリカ/同186位)、3回戦のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同60位)にはストレート勝利で勝ち上がっている。
試合はシナーのサービスゲームからスタート。難なくキープすると、続くルブレフのサービスゲームに襲い掛かる。回り込みフォアでウィナーを奪ってブレークチャンスを迎えると、ルブレフのミスを引き出していきなりブレークに成功。スタートダッシュに成功して3-0とする。出だしからわずかなショットのズレが続くルブレフは、第5ゲームでもピンチを招くとシナーのバックハンド・ダウン・ザ・ラインを返せず。2ブレーク目を献上してしまう。5-1で迎えたシナーのサービング・フォー・ザ・セット、ルブレフの強打がコートの中に決まりブレークポイントを握るも、あと1本が奪えず。第1セットはシナーが6-1で先取する。
仕切り直したいルブレフ。第2セット、キープを続けてチャンスを待つ。
そして迎えた第3セット第2ゲーム、シナーはブレークされたところで、途中棄権を申し出て試合終了。ルブレフの2年ぶり2度目の準々決勝進出が決まった。
ルブレフは続く準々決勝、第20シードのマリン・チリッチ(クロアチア/同23位)と対戦。チリッチは、4回戦で第2シードのダニール・メドベデフ(同2位)を6-2、6-3、6-2で下している。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
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