6月1日、「全仏オープン」大会11日目、男女シングルスの準々決勝が行われ、女子第1シードで現在32連勝中のイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)が登場。日本人選手では柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)がミックスダブルス準決勝に臨むほか、車いすテニス、ジュニア女子ダブルスに日本人が登場する。
【表】“女王シフォンテクが登場” 全仏オープン11日目試合予定
まず紹介するのはセンターコート「コート・フィリッピ・シャトリエ」第2試合で行われる女王シフォンテク対第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同11位)。4回戦で、シフォンテクは中国期待の19歳、ジェン・チンウェン(同74位)に今大会初のセットダウンを喫するも逆転勝利を果たして3年連続8強入り、連勝記録を32に伸ばした。2020年大会覇者であり、今後、女性版ラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)のようになる予感もあるシフォンテク、強打を得意とするペグラは、嫌なプレースタイルではないはず。無事準決勝進出となるだろうか。
女子もう1つの準々決勝は第1試合(日本時間19時試合開始)、第20シードのダリア・カサトキナ(同20位)と第29シードのベロニカ・クデルメトワ(同29位)の同胞対決となる。
一方男子準々決勝では、第3試合で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(同7位)対第20シードのマリン・チリッチ(クロアチア/同23位)が、ナイトセッション(日本時間2日3時45分)で、第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)対19歳のホルガー・ルーネ(デンマーク/同40位)が行われる。
ルブレフ対チリッチも注目だが、ナイトセッションの“北欧対決”は楽しみだ。ご存じのとおり、ルーネは4回戦で第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)を破って勢いに乗っている。経験値ではルードが上だが、彼にとっても全仏オープンの準々決勝は初の経験。勢いのルーネか? 経験で勝るルードか? いずれもおもしろい試合が見られることはまちがいなさそうだ。
そして日本人選手、ミックスダブルス準々決勝、柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)/ウェズレイ・クールホフ(オランダ)の試合は、「コート・スザンヌ・ランラン」第4試合で行われる。
車いすテニスは豪華な1日となる。
そしてコート2第3試合で行われるジュニア女子ダブルス2回戦に、齋藤咲良(MAT Tennis Academy)/木下晴結(LYNX Tennis Academy)ペアが登場する。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
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