現地7月2日、ウィンブルドン女子シングルス3回戦が行われ、第1シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)は、アリーゼ・コルネ(フランス/同37位)と対戦。4-6、2-6のストレートで敗れ、連勝は37でストップした。
【動画】グランドスラムでシングルス62大会連続出場のコルネが37連勝中の世界1位シフォンテクを撃破! マッチハイライト
35連勝、6大会連続優勝で今大会を迎えたシフォンテクは、今大会1回戦でヤナ・フェット(クロアチア/同252位)戦を6-0、6-3で下したものの、2回戦のレスリー・パッティナマ・ケルクホーフ(オランダ/同138位)戦では苦戦。6-4、4-6、6-3とフルセットで辛くも勝利を挙げ、1997年のマルチナ・ヒンギスに並ぶ、37連勝を記録した。
調子が上がらない中迎えた3回戦、相手は杉山愛と並ぶグランドスラム連続出場最多62大会目となったコルネ。今季、全豪オープンでベスト8に入っている。
第1セット、シフォンテクは序盤からストロークがコートに収まらず、安定したプレーを見せるコルネに2度のブレークを許して、0-3とされてしまう。
コルネを波に乗らせたくないシフォンテクは、スピン量を増やしたストロークで粘りを見せ、第4ゲームでブレークに成功。徐々に調子を取り戻しつつあったが、勝負所で押し切れず。コルネにリードを守り切られ、4-6で第1セットを失う。
続く第2セット、シフォンテクはストローク戦の中でコルネの隙を突いて、第2ゲームをブレーク。この試合、始めてリードを奪ったものの、守り切れないのが今日のシフォンテク。直後の第3ゲームでセカンドサーブを狙われ、40-15からブレークを許すと、リズムを失った。
第5ゲームも簡単なボレーミスなどアンフォーストエラーが重なり、サービスゲームを落とすと、冷静さを失ったかのようにパワーテニスでミスが増えてしまう。
試合を通し、シフォンテクは21本のウィナーに対し、33本のアンフォーストエラーを記録。勝利したコルネは、16本のウィナーを奪ったのに対し、アンフォーストエラーはわずか7本と安定した戦いを見せた。
勝利したコルネは、4回戦でアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア/同44位)と対戦。トムヤノビッチは、3回戦で第13シードのバルボラ・クレチコワ(チェコ/同14位)に2-6、6-4、6-3で下している。
■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)~7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK
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