9月7日、奈良くるみ(安藤証券/世界ランク234位)は所属事務所を通じて、9月17日開幕の「東レ パン パシフィック オープンテニス」(日本・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコート/WTA500)を最後に、現役を引退すると発表した。
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奈良からは「私は、東レ パン パシフィック オープンテニスを最後に、現役を引退することになりました。
人との出会いに恵まれて、ここまでプレイし続けることができました。私を応援してくださったすべての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。東レ パン パシフィック オープンテニスでは、最後の1ポイントまで、自分らしく戦い抜きたいと思います。本当にありがとうございました」とメッセージが発表となっている。
奈良は3歳でテニスを開始すると、全国小学生選手権大会、全国中学生選手権大会、全日本ジュニア選手権など、国内タイトルを制覇してプロに転向。2013年のUSオープン、2014年の全豪オープンで3回戦進出と結果を残すと、同年のWTA250「リオ・オープン」でツアー初優勝を果たし、自己最高の世界ランク32位を記録。長年、日本女子テニス界を引っ張ってきた。
なお最後の舞台となる「東レ パン パシフィック オープンテニス」ではワイルドカード(主催者推薦)を得てシングルス予選に挑戦するほか、ジュニア時代から共に戦ってきた土居美咲(ミキハウス/同93位)とダブルスに出場することが発表されている。