現地9月8日、USオープン女子シングルス準決勝が行われ、第5シードのオンス・ジャバー(チュニジア/世界ランク5位)と第17シードのキャロライン・ガルシア(フランス/同17位)が対戦。ジャバーが6-1、6-3でガルシアを下し、ウィンブルドンに続いて決勝進出を果たした。
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ウィンブルドンでグランドスラム初めての決勝進出を果たしたジャバーは、6年連続7度目のUSオープン出場。2019年から3年連続で3回戦敗退と止まりだったが、今年はその壁となっていた3回戦で、第31シードのシェルビー・ロジャーズ(アメリカ/同31位)を逆転で下すと、順調に準決勝に進出。準決勝まで1セット落としたのみとなっている。
対するガルシアは、前哨戦「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/WTA1000)で3名のトップ10選手を破り、予選から優勝。勢いに乗って今大会を迎えると、準決勝まで1セットも落とさず勝ち上がっている。
両者の対戦成績は、2勝0敗でジャバーの勝ち越し。2020年の全豪オープン以来、約2年8ヵ月ぶりの対戦となった。
第1セット、第1ゲームで幸先よくブレークに成功したジャバーは、持ち前の多彩なストロークでガルシアを押し込んでいくと、ミスを引き出して主導権を渡さない。第5、第7ゲームでもガルシアのサービスゲームを破って、6-1で第1セットを先取する。
続く第2セットでは、ガルシアも強気の攻めを見せるが、ジャバーがベースラインから下がらずテンポ良く返球。ガルシアのミスを引き出して第4ゲームでブレークし、第1セット同様に先にリードを奪う。
その後も粘りを見せたガルシアだが、コート深くに放たれたショットも難なく返球するジャバーの壁を崩すことができず。
決勝では、第1シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/同1位)と第6シードのアリーナ・サバレンカ(同6位)の勝者と対戦する。
■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)~9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
・使用球/[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」
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