ダニエル太郎、1年半ぶりのツアー4強入りならず

10月21日、「テニス・ナポリ・カップ」(イタリア・ナポリ/ATP250)シングルス準々決勝が行われ、ダニエル太郎(エイブル/世界ランク95位)は、第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同16位)に2-6、3-6のストレートで敗れ、今季初のツアー4強入りとはならなかった。

【動画】ダニエル太郎、ベレッティーニからチャンス作れず準々決勝敗退 試合終了の瞬間

今大会、ダニエルは1回戦でペドロ・マルチネス(スペイン/同59位)を6-3、6-3、2回戦でペドロ・カチン(アルゼンチン/同57位)を6-4、7-6(2)といずれもストレートで撃破。
6月のATP250ベオグラード大会以来となるツアー8強入りを果たしている。

第1セット、開始からベレッティーニのパワフルなショットに押されるダニエルは、第1ゲームでブレークを許すと、その後も強打とドロップショットで揺さぶられチャンスを作れない。第7ゲームで2度目のブレークを許し、2-6でセットを奪われた。

続く第2セットも第1セット同様に最初のサービスゲームをブレークされたダニエル。地元ファンの声援を背に戦うベレッティーニのボールに食らいつくも、リターンゲームでチャンスを作ることはできず。3-5の第9ゲームでは15-40から2本のマッチポイントをしのいだが、最後はダニエルのフォアハンドがラインを割り、1年半ぶりのツアー4強入りとはならなかった。


試合を通して、ダニエルは7本のアンフォーストエラーに対し8本のウィナーを放ったが、ベレッティーニはその上をいく8本のアンフォーストエラーに、36本のウィナーというスタッツを残した。