ナダル、USオープン以来のシングルス復帰。第2シードとして出場

現地11月1日、「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATPマスターズ1000)に第2シードとして出場するラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク2位)が、会見に出席。
父親としての一面、年間最終ランキング1位を目指すことについて語った。

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9月のUSオープン以降、ロジャー・フェデラーの引退試合となった「レーバーカップ」に出場したナダルは、妻のマリア・フランシスカ・ペレロさんの出産に立ち会うべくスペインに帰国。10月に第1子となる男の子が生まれ、怪我もあったナダルはツアー大会にも出場していない。

今大会で1ヵ月以上ぶりにツアーに復帰するナダルは、「いつもとは違うアプローチで、正直家を出るのは辛かった」と我が子と離れたくなかったと父としての一面をのぞかせる。

「たった3週間彼を知っただけで、恋しくなるなんて興味深いよね。新しい経験だ。
この生活においてすべての変化が難しく、それに適応する必要がある。同時に、今の時代はテクノロジーが発達して、好きな時にビデオ通話ができるようになったのは、ラッキーなことだよ」と、プロ生活22年目にして初めての経験を味わっているという。

今大会は、ナダルにとってATPマスターズ1000の中で出場回数が最も少ない8度で、1度も優勝をしていない大会の一つ。最高成績は、2007年の準優勝となっている(マイアミ・オープンも準優勝が最高成績)。

「久しぶりにツアーに戻れてうれしいよ。この5ヵ月はあまりプレーできなかったからね。
僕にとって重要だと誰もが知っている街に戻って来られてうれしい反面、この大会は僕のキャリアの中でポジティブなことがなかったのは事実だけど」と、同じパリで行われ14度制した全仏オープンと比較し、あまり縁のない大会だとコメントした。

全豪オープンや全仏オープンを制すなど現在世界ランク2位につけるナダルは、19歳のカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)と年間最終ランキング1位を争う立場にある。だが、「僕は世界1位になるために戦っているのではない。ただ、自分が出場するすべての大会で勝負し続けるために戦っている。過去にその目標を達成できたことは幸せだし、誇りに思っている(2008、2010、2013、2017、2019年に達成)。でも、今は自分のキャリアの中で世界1位になるために戦うことはない」と、目の前の大会に全力を尽くすことだけだとする。


「僕のような年をとった体では、大会に連続している時の方が反応がわかるんだ。大会からしばらく離れていると、自分がどんなプレーをするのか、体がどう反応するのかを知るのは難しい」と現在のコンディションを把握しきれていないとしながらも、「ここにいることに興奮しているよ。ベストを尽くすためにここにいるんだから。楽しみだ」と久しぶりのツアー大会を待ちわびた。

初戦となる2回戦では、ロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン/同20位)を6-4、6-4で下したトミー・ポール(アメリカ/同31位)と対戦。現地2日のナイトセッション第1試合(日本時間3日3時半以降)に組まれている。