ズベレフが誕生日にツアー通算24勝目を挙げる
男子ツアー「BMWオープン」(ドイツ・ミュンヘン/ATP500)シングルス決勝が現地4月20日に行われ、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク3位)が、第2シードのベン・シェルトン(アメリカ/同15位)を6-2,6-4で下し、同大会7年ぶり3度目のタイトルを獲得。ズベレフにとって、ツアー通算24勝目となった。
【動画】ズベレフ、母国ドイツで開催「BMWオープン」を制して世界2位に復帰 ハイライト
今年の全豪オープン準優勝など世界3位につけているズベレフは、新型コロナウイルスの感染拡大によりツアーが中断した2020年大会を除いて、2014年から今年で11度目の出場。2017、2018年と大会連覇を成し遂げているものの、近年では大会序盤で姿を消していた。
しかし、今年はタロン・フリークスポール(オランダ/同37位)との準々決勝で3時間14分の死闘を制して山場を乗り越えると、準決勝でファビアン・マロジャン(ハンガリー/同77位)を7-6(3),6-3で勝利。7年ぶりに決勝へ進んだ。
今季初タイトルをかけた決勝では、2度の逆転勝ちなど接戦を制してシードを守り、勝ち上がってきた第2シードのシェルトンと対戦。
第1セット、サーブに不安を見せるシュルトンの隙を逃さずに、第1ゲームでブレークしたズベレフが試合を優位に運ぶ。自身のサービスゲームではエースこそ3本にとどまったものの、精度の高いサーブ、ストロークで危なげなくキープ。第7ゲームでリードを広げて、6-2で第1セットを先取した。
続く第2セットでもストローク戦でミスの少ないズベレフが第1ゲームでブレークに成功。シェルトンに満足のいくリターンをさせず、流れを渡さない。結局、最後までブレークポイントを握らせないまま、6-4と逃げ切ってツアー通算24度目のタイトルを獲得した。
20日に28歳の誕生日を迎えたズベレフは、「ドイツの大会で勝つことはいつも特別。
この結果により、ズベレフはシェルトンとの対戦成績を2勝0敗に。同じ週に行われた「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)で準優勝だったカルロス・アルカラス(スペイン)を抜いて、2位に返り咲くこととなる。
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