錦織圭、「ムチュア・マドリード・オープン」初戦突破


男子ツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦が現地4月24日に行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク64位)はアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同83位)を6-4,3-6,6-3で下し、2回戦進出を果たした。

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35歳の錦織は、4月初旬の「米男子クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン/ATP250)でクレーコート・シーズンをスタート。
1回戦を突破したものの、背中を負傷して2回戦の第1セット終了後に棄権した。その後、過去に2度制している「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)を欠場。今大会が約3週間ぶりのプレーとなる。

「ムチュア・マドリード・オープン」では、2014年では決勝に進出し、当時世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)に第1セットを奪いながらも、腰を負傷して最終セットでリタイアし準優勝。また、2015、2016年にはベスト4となっている。

4年ぶり10度目となった今大会は初戦でブキッチと対戦。開始早々にリードを奪った錦織は、軽快なステップとともにストローク戦で優位に立つ。その後、第4ゲームでブレークバックを許したものの、リターンゲームでプレッシャーをかけ続けて、4-4の第9ゲームで再びブレークに成功。そのまま6-4でセットを奪った。

勢いに乗り第2セットもペースをつかみたい錦織だったが、第1ゲームでのチャンスを逃すと、ショットの精度が落ちて第4ゲームをブレークされてしまう。その後、持ち直してチャンスを作ったが、ブキッチの好サーブに阻まれ追いつくことができず3-6でセットを失う。

最終セットでの勝率がキャリアを通じて7割を超える錦織。
ミスが増えた中でもチャンスでギアを上げて、最終セットで先にブレークする。ブキッチも力のあるフォアハンドで応戦するも、ブレークポイントは握らせず。リードを保って6-3と、「ムチュア・マドリード・オープン」で4年ぶりに勝利を挙げた。

2回戦で錦織は第29シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同30位)と対戦する。

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