内島萌夏、世界22位をストレートで下してWTA1000初の8強
女子ツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/WTA1000)シングルス4回戦が4月29日に行われ、内島萌夏(安藤証券/世界ランク56位)は、第21シードのエカテリーナ・アレキサンドロワ(同22位)を6-4,7-6(5)で下し、同グレードで初めて8強入りを果たした。
【動画】内島萌夏が世界3位を破った3回戦ハイライト
23歳の内島は、4月11~13日に行われた女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」ファイナル予選で、エースとしてシングルスで2勝を挙げて、日本の2年連続ファイナル進出に貢献。
今大会本戦は初出場。1回戦でロビン・モンゴメリー(アメリカ/同100位)、2回戦でグランドスラム3度の準優勝経験のある第26シードのオンス・ジャバー(チュニジア/同28位)を1セットダウンから逆転勝ちすると、3回戦では第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同3位)を6-3,6-2で破り、トップ10から初勝利を挙げて4回戦に進んでいる。
そして、この日も試合序盤から粘り強く返球し、サーブの精度に苦しむアレキサンドロワにプレッシャーをかけていき、2度のブレークに成功。その後、ブレークされる場面こそあったが、リードを守り抜いて6-4でセットを先取する。続く第2セットでも4-1までリードを広げたものの、アレキサンドロワも追い上げてタイブレークに突入。一進一退の攻防が続いたが、最後は内島がフォアハンドを一閃。強烈なリターンエースを奪って、WTA1000で初の準々決勝進出を決めた。
ノーシードから唯一の8強入りとなった内島は、準々決勝で第17シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同17位)と対戦する。
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