シフィオンテク ウィンブルドンで初の4強


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス準々決勝が7月9日に行われ、第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク4位)は、第19シードのリュドミラ・サムソノワ(同19位)を6-2,7-5で下し、同大会では初めての準決勝に進んだ。

【動画】シフィオンテク ウィンブルドンで初めての4強 勝利の瞬間に両拳突き上げガッツポーズ&マッチハイライト

24歳のシフィオンテクは、今季いまだタイトルはなく、全豪オープンと全仏オープンではいずれもベスト4となっている。
前哨戦「バートホンブルク・オープン」(ドイツ・バートホンブルク/WTA500)で準優勝し今大会を迎えた。

5年連続6度目のウィンブルドンでは、初戦でポリーナ・クデルメトワ(同64位)を7-5,6-1、2回戦でケイティ・マクナリー(アメリカ/同208位)を5-7,6-2,6-1、3回戦でダニエル・コリンズ(アメリカ/同54位)を6-2,6-3、4回戦で第23シードのクララ・タウソン(デンマーク/同22位)を6-4,6-1で破り勝ち上がっている。

直接対決で4戦負けなしとしているサムソノワとの準々決勝。試合序盤は互いに譲らず一進一退の攻防が続く。だが、3-2の第6ゲームからサムソノワのショットが突如乱れてミスを連発。シフィオンテクが2度のブレークに成功して6-2で第1セットを奪う。

第2セットも第2ゲームでサムソノワに2本連続でダブルフォールトがあり、シフィオンテクがブレークに成功する。だが、攻撃的な姿勢を崩さずにプレーしていく一方でミスも増加。セット後半にはサムソノワのストロークの精度、キレが増す中で、シフィオンテクはリードを守り切れない苦しい場面が続いた。

それでも、集中を切らさず6-5の第12ゲームでマッチポイントを握り、最後はフォアハンドのリターンエースを決めてゲームセット。同大会では初めての準決勝に駒を進めた。

これまでの最高成績だった2023年のベスト8を越えて4強入りを果たしたシフィオンテク。
決勝の座をかけてベリンダ・ベンチッチ(スイス/同35位)と準決勝で戦う。
編集部おすすめ