ジョコビッチ、地元フランス勢との激闘を制し21年連続の3回戦へ


5月27日、「全仏オープン」(フランス・パリ)男子シングルス2回戦が行われ、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク3位)は、バレンティン・ロワイエ(フランス/同74位)を6-3,6-2,6-7(7),6-3で下して、同大会21年連続で3回戦進出を決めた。

【動画】ジョコビッチが「全仏オープン」21年連続で3回戦進出!2回戦ハイライト

22日に39歳の誕生日を迎えたジョコビッチは、全仏オープンに22年連続で出場となり、初出場の2005年から初戦敗退はなく、これまで3度のタイトル(2016、2021、2023)を獲得している。


怪我による実戦不足が懸念される中、大会前の記者会見で、5セットマッチを戦い抜くためのフィジカルとテニスの準備に全力を注いできたと言及。「プレーと身体を完璧な状態に仕上げてきた」と語り、グランドスラムという大舞台に向けて着実に調子を上げているとした。

ジョバンニ・ムペシ・ペリカール(フランス/同83位)との初戦では、ビッグサーブに苦戦をしながらも5-7,7-5,6-1,6-4の逆転勝利を収めたジョコビッチ。

この日も地元フランス勢を相手に、ピンチが訪れることなく第1セットを6-3で先取すると、第2セットも第1ゲームでブレーク。サーブの精度こそ落ちたものの、ストロークの幅、精度で圧倒。第5ゲームの2度目のブレークで突き放して6-2で2セットアップとする。

第3セットは、動きの質が落ちるとともに、観客の後押しを受けたロワイエが巻き返して、ジョコビッチはリードを守り切れずにタイブレークの末に落としてしまう。

それでも、第4セットでは勢いに乗るロワイエの強打に対し、忍耐強く返球するジョコビッチ。ミスを減らしつつ要所では好サーブを放って1ブレーク差を保って6-3。21年連続で3回戦進出を果たした。

3回戦では、ディノ・プリズミッチ(クロアチア/同72位)を3-6,4-6,6-3,6-1,6-2の2セットダウンから逆転勝ちを収めた第28シードのジョアン・フォンセカ(ブラジル/同30位)と対戦する。

試合後の記者会見でジョコビッチは、3時間半におよぶクレーコートでの戦いを「長く、非常に消耗するもの」と振り返った。
非常に暑く過酷なコンディションの中、フィジカルのエネルギーをかなり費やしたと言及。ストレートで試合を終わらせられなかった要因について、第3セットのマッチポイントで2度受動的になりすぎた自身のミスであるとし、そこから相手に流れが渡ったと分析した。それでも第4セットでなんとか立て直すことができたとし、スコアライン以上にタフな試合であったと対戦相手の健闘を称えた。

3回戦で対戦するフォンセカについては、テニス選手としてのポテンシャルと質は明白であり、疑いの余地はないと高く評価。トップ選手とも対等に渡り合え、大舞台でステップアップして強力なゲームを展開できる相手だと警戒を示した。次戦も極めて暑い日になることが予想される中、コートの速度やボールの弾み、試合がデイセッションかナイトセッションかによって特定の戦い方を決める必要があるとし、フィジカルやラリーの面で再びタフな試合になると見据えた。
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