トップ画像は、JR西日本山陰本線周布駅。駅舎は周布駅の方が大きいですが、折居駅駅舎にどこかしら佇まいが似ています。
山陰本線の車窓は日本海。右に津摩漁港があって、向かっている周布駅の辺りです。
9時43分、折居駅から4.8kmで周布駅に到着。奥が折居駅、下関駅方面です。
上り列車が出発すると使われなくなって線路も撤去された元の上りホームが見えました。
こちらが浜田駅、京都駅方面。上り列車がかすかに見えます。
この駅舎にも「JR鬼瓦」。朝から暑い日でした。待合室がすごく暗かったのでホームで待っている人が多いのです。
駅名標。
周布駅は、1922年(大正11年)日本国有鉄道山陰本線が浜田駅から当駅まで延伸された際に終着駅として開業しました。同じ年に山陰本線は、三保三隅駅まで延伸されます。1974年(昭和49年)貨物取扱廃止。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化でJR西日本の駅になって、1990年(平成2年)無人駅化されました。2001年(平成13年)までは相対式ホーム2面2線の交換可能な駅でした。
改札口には使用済みきっぷ回収箱が置かれているだけです。
改札口からホーム。
待合室の中が暗かったこともあって、室内を撮影していませんでした。暑さで少々ボケてます。駅出入口から外を見ています。
平入りの出入口切妻にも「JR鬼瓦」があります。
建物財産標、ほとんどボロボロでしたが、辛うじて「大正11年3月10日」と判読できます。駅開業時の建造です。
北東側から。自転車が多く駐められていました。
南西側。ホーム上屋の延長部分が駐輪場に使われています。
元の駅事務室は社会福祉法人事務所として使われていた様ですが、現在は表札など何もありませんでした。
待合室は暑いので風の吹くホームで上り列車を待ちます。
10時6分の下り列車アクアライナー益田行が来ました。10時42分の上り浜田行まで30分以上あります。
次は西浜田駅です。
(写真・文章/住田至朗)
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