タイ東北部ムックダーハーン県ドーンターン郡で4月30日、炭疽菌感染症で男性(53歳)が死亡した問題で、同県保健当局は2日、男性の友人も炭疽菌に感染し、治療を受けていると明らかにした。

マティチョンの報道によると、同県保健当局のナロン氏は、最新の感染状況を報告。

感染が疑われる患者3人のうち、1人の陽性を確認。残り2人は3日に検査結果が出る予定。

陽性判定が出た患者は、死亡した男性の友人。男性と一緒に生の牛肉を食べ、現在は右手に炭疽菌感染症の症状が出始めているという。症状は軽症で、経口薬と注射薬を処方。約2週間で治癒する見込み。

また当局が調査したところ、県内の638人が食肉処理をして生の肉を食べていたことが判明。炭疽菌の感染リスクがあるため、全員に治療薬を配布した。

編集部おすすめ