タイ南部スラートターニー県プラセーン郡の学校やパーム農園など4カ所で、ジュラ紀(2億~1億4500年前)のものと見られる貝殻の化石が見つかった。

マティチョンなどの報道によると、同県の古生物学・地質学・自然史博物館の職員は、最初に化石を発見した村人と共に現地を調査。

同地域は起伏のある波型の地形で、主にパーム農園や住宅、農業用ため池として利用されている。

土壌を1~2メートル掘ると、貝殻化石を含んだ地層を発見。化石の大きさは0.5~5センチメートルで、少なくとも5種類の貝殻が密集していた。

専門家によると、地層の年代はジュラ紀(約2~1億4500万年前)と推定され、同地域は海と繋がっていたとみられる。

同地域では以前から貝殻化石が多く見つかり、子どもたちが遊びに利用していた。今回の調査でジュラ紀の化石だと判明し、地元住民も興奮しているという。

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