在チェンマイ日本総領事館は、2025年5月13日(火)午後1頃から、タイ災害防止軽減局(DDPM)が実施する国内初の全国規模での携帯電話向け緊急災害警報システム「セル・ブロードキャスト(Cell Broadcast)」の警報テストについて、概要を説明している。

同領事館によると、3月に発生したミャンマーを震源とする地震をきっかけに、タイ政府は災害警報の整備を急いでいる。

DDPMは13日、全国で同システムを用いた警報テストを実施する予定。警報テストでは、スマートフォンの画面上に警告メッセージ「This is a test message from Department of Disaster Prevention and Mitigation (DDPM). No action required.」と表示され、約8秒間、警報音と振動が発生する。

Android 11未満またはiOS 18未満の旧型端末や、2G/3G通信のみ対応の機種では、警報を受信できないため、代わりにSMS(ショートメッセージ)で通知される。携帯電話の電源が切れている場合や、機内モードが有効になっている場合は受信できない。

災害警報を装った詐欺メッセージにも注意する必要がある。同領事館によると、正規の「セル・ブロードキャスト」のメッセージには、リンク(URL)は一切含まれていない。リンクが添付されたメッセージは詐欺の可能性が高いため、クリックしないよう呼び掛けている。

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