タイのペートンターン・シナワット首相は13日、タイは米国に貿易提案書を送付したと明らかにした。タイ政府は、米国の追加関税の引き下げ交渉を求めている。


現地メディアによると、ペートンターン首相は、「先週、米国に提案書を送った。協議の約束をする適切な時期を待っている」と話した。

タイは提案書の中で、米国との2国間貿易の貿易黒字を50%削減するため、トウモロコシや大豆粕、原油、液化天然ガス、自動車、電子機器など、米国製品の輸入を増やすと提案。

また、米国への投資を促進し、タイ経由で米国に出荷する製品の原産地偽装を取り締まるとしている。

一方、米国のスコット・ベッセント財務長官は13日、サウジアラビア・リヤドで開催されたサウジアラビア投資フォーラムで、タイの提案書を称賛。米国との協議が進行しているアジア太平洋の国の1つだと強調した。

ベッセント氏は、「日本と非常に生産的な対話をした」と述べた。韓国は政権交代期にあるが、選挙前に非常に優れた複数の提案があったと述べた。主要貿易相手国のインドネシアとは、非常に良好な関係を築いており、台湾とタイも優れた提案をしたと話した。

編集部おすすめ