日本代表の岩渕真奈 photo/Getty Images
世界が注目するテクニック
6月15日よりスタートするコパ・アメリカ、現在行われているU-20ワールドカップにトゥーロン国際大会と、男子サッカーのイベントが続いている。夜更かし状態になっている日本のサッカーファンもいるだろう。
しかし、7日よりスタートする「なでしこジャパン」の戦いも見逃してはならない。6月7日から1ヶ月、フランスで女子ワールドカップが開催されるのだ。なでしこジャパンは優勝をも狙える強豪国として大会へ臨むことになる。
その大会を前に英『Daily Mail』が注目選手を5人リストアップしているのだが、その1人に日本代表からFW岩渕真奈が挙げられている。優勝した2011年のワールドカップを経験している岩渕も26歳となり、代表でも中堅と呼べる年齢だ。2011年は澤穂希を筆頭に先輩の背中を追いかける立場だったが、今はチームを引っ張っていく立場にある。
同メディアは岩渕について、「18歳で2011年のW杯を制した岩渕は、日本のチームのテクニシャンだ。昨年のアジアカップでもスターとなり、日本のセンターフォワードは今夏輝きを放つように思える」と伝えている。さすがはなでしこジャパンと言うべきか、大会注目の5人に日本人選手が入ってくるのは見事だ。
そのほかの4人は開催国フランスから、強豪のリヨンでプレイするFWウジェニー・ルソメとDFワンディ・ルナール、同じくリヨンでプレイするドイツ代表MFジェニファー・マロジャン、アーセナルでプレイするスコットランド代表MFキム・リトルがリストアップされている。
さすがに女子チャンピオンズリーグを4連覇しているだけあって、リヨンに所属している選手は注目度に違いがある。日本もリヨン所属のDF熊谷紗希が選ばれているが、岩渕とともに2011年の優勝を知る者としてチームを高みへ導けるのか。