レアルなどで活躍したR・カルロス氏 photo/Getty Images
自身とはタイプが異なるが……
悪魔の左足を持つ超攻撃型左サイドバックとして恐れられた元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏。ブラジルからは多くの名サイドバックが生まれているが、ロベルト・カルロス氏のインパクトを上回る者は少ないだろう。
代名詞とも言える強烈なフリーキックは相手の壁を恐怖させ、何度も世界を驚かせるゴールを決めてきた。
そんなロベルト・カルロス氏には憧れのサイドバックがいる。スペイン『MARCA』によると、そのサイドバックとはミランで活躍した伝説のDFパオロ・マルディーニ氏だ。マルディーニ氏はロベルト・カルロス氏より4歳だけ先輩となっているため、少年時代のアイドルというわけではない。ただし、ロベルト・カルロス氏にとってマルディーニ氏は理想的なサイドバックであり、アイドルなのだ。
「私にとってベストな左サイドバックはマルディーニなんだ。彼は左サイドバックだけでプレイしていたわけではない。私はブランコのことを見てきた。ブランコはパワーもあったし、ブラジル人選手だったからね。ただ、パオロは私のアイドルなんだよ」
ブラジル代表の一員として3度ワールドカップに出場したブランコ氏のことも見ていたようだが、それでもベストな左サイドバックはマルディーニと断言している。年齢は近いが、それほど衝撃が強かったのだろう。
また、これまで何度も自身と比較されてきたマルセロについては「我々はタイプが違う。
私はよりサイドバックらしい選手だが、彼はボールテクニックにさらなるクオリティを持つ。それに私よりチャンピオンズリーグを多く制してきたからね。彼がコパ・アメリカに出場しないのは残念だけど、私にとってマルセロはここ7年間で最高のサイドバックなのさ」
マルディーニ氏とマルセロでは全くタイプが異なるが、ロベルト・カルロス氏は両者をリスペクトしているようだ。年齢の近いレジェンド・サイドバックから称賛されるあたりがイタリア屈指のDFマルディーニ氏の凄さか。
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