グリーズマンのバルセロナ加入が正式決定したかのように思われたが…… photo/Getty Images
契約解除金が違うと主張
12日、バルセロナはアトレティコ・マドリードからFWアントワーヌ・グリーズマンを獲得したことを発表した。これで長きにわたり繰り広げられてきた騒動に決着がついた。
バルセロナの公式発表から数時間後、アトレティコはクラブ公式サイトを通じて声明を発表した。内容はグリーズマンの移籍に関してバルセロナが支払う契約解除金が少ないというものだ。今回バルセロナが支払う金額は1億2000万ユーロ(約150億円)。しかし、これは7月1日以降からの額でそれまでは2億ユーロ(約243億円)に設定されていた。これに関して、アトレティコは合意に達したのは金額が下がる前だったとし、バルセロナが支払う金額は2億ユーロと主張。両者の間には8000万ユーロの隔たりが生じている。
この合意時期に関して、アトレティコは先日にも「合意したのは3月だった」という旨の声明を発表している。両者の溝が埋まらないうちに移籍を発表されたとあって、怒り心頭といった様子だ。
はたしてグリーズマンをめぐるこの争いは、今後どのような展開を繰り広げるのか。問題は泥沼化しており、移籍が成立したとしても今後バルセロナとアトレティコが犬猿の仲となることは間違いないだろう。

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