バックアッパー不在の中、モドリッチらにかかる負担は大きい photo/Getty Images
スペインメディアがOBに意見求める
現地時間18日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1節で、パリ・サンジェルマンに0-3で敗れたレアル・マドリード。この試合でレアルが放った枠内シュートはなんと“ゼロ”だ。
スペイン『as』はその原因のひとつに、中盤の層の薄さがあるのではないかと考えている。ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、カゼミロの3人で構成されるレアルの中盤は強力。しかし、たしかに疲労からか試合中に彼らの動きが鈍る場面は散見された。これを受けて、同メディアは「レアルはポール・ポグバを獲得すべきだったのか? 中盤の控えを多数放出したのは間違いだったか?」との質問を複数のレアルOBにぶつけ、意見を求めている。まず回答したのはプレドラグ・ミヤトビッチ氏だ。
「ポグバが来ていたとしてもこの問題を解決できていたかはわからない。レアルほどのビッグクラブへ加入した際に、活躍できることは決定的ではないんだ。それよりもプロジェクトの大きなミスは、中盤を強化できるか未確定な状況で(ダニ・)セバージョスや(マテオ・)コバチッチ、マルコス・ジョレンテを手放したことだ。選手が不足しているよ。ポグバや(クリスティアン・)エリクセンが加入しないうちに、彼らを放出したのは痛手だった。PSG戦ではベンチにMFがいなかったからね……」
ミヤトビッチ氏は中盤の人員不足を嘆いている。
「ポグバは良い補強になったかもしれないけど、彼がレアルで個性を発揮できたかはわからない。そして、その放出も大きかったね。レアルの中盤にはモドリッチやクロース、カゼミロといった非常に優れた選手がいるけど、それらの控えはいない。イスコやハメス(・ロドリゲス)もいるが、彼らは前線で起用されるべき選手だろう」
代役がいるにはいるが、明確なバックアッパーは存在しないとの評価をOBに下されたレアル。改革と言えば聞こえはいいが、彼らは需要な戦力となったかもしれない選手さえも手放してしまったようだ。
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