元ブラジル代表のロナウド photo/Getty Images
身を守ることに必死だったと振り返る
今でも史上最高のストライカーではないかと言われる元祖怪物FWロナウドは、現役時代にあらゆるDFを打ち負かしてきた。全盛期の頃はスピード、パワー、テクニック、アイディアの全てが一級品で、ユニフォームを引っ張っても止められないような状態にあった。
しかし、そんな名FWロナウドにも苦手なDFは存在する。伊『Gazzetta dello Sport』によると、ロナウドが厄介なDFだったと名指ししたのは元アルゼンチン代表DFロベルト・アジャラだ。
ブラジルとアルゼンチンは南米を代表する強豪同士で、非常に激しいライバル関係にある。直接対決となれば異様な空気がスタジアムを包み、選手たちの目つきも変わる。アルゼンチン代表で100試合以上に出場したアジャラも、自身より3歳若いロナウドの好きにさせてたまるかとの強い気持ちがあったのだろう。
ロナウドは、とにかくアジャラが激しく潰しにきたと振り返っている。その激しいプレイに恐怖心もあったようで、怪我のリスクも含め厄介なDFだったのだろう。
「アジャラは間違いなく私をキャリアの中で最も削ったDFだよ。彼と対峙すると、常に彼は私を恐怖させてプレイを制限したんだ。私はただ自分を守ろうとしていたよ」
しかもアジャラはイタリアのナポリとミラン、スペインのバレンシアでも活躍した選手で、ロナウドがインテルとレアル・マドリードにいた時期と重なっている。クラブでも代表でもアジャラはロナウドにとって厄介なDFの1人だったのだろう。
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