日本代表でも得点量産する南野 photo/Getty Images
パフォーマンスに絶賛の声
ザルツブルクでプレイする日本代表FW南野拓実は、リヴァプールに必要な選手ではないのか。今季のチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でリヴァプール相手に1ゴール1アシストを決めた南野には、リヴァプールサポーターから今冬の獲得を求める声も挙がった。
リヴァプール専門メディアの『Liverpool.com』も、来夏の南野獲得を強烈にプッシュする。得点力はもちろんだが、南野は前回のリヴァプール戦でも前半と後半で異なる役割を演じた。右サイド、さらには中央でもプレイし、複数ポジションをこなせることも証明しているのだ。同メディアのダニエル・オースティン氏は南野が3トップの全ポジションに加えて、攻撃的なインサイドハーフも担当できるのではないかと分析している。モハメド・サラー、サディオ・マネの代役はもちろん、フィリペ・コウチーニョ退団以降のリヴァプールに不足していると言われる創造性を中盤にプラスできる人材でもあるのだ。
南野への称賛はこれだけではない。同氏はこれまでバルセロナFWリオネル・メッシ、ユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウドのパフォーマンスを生で数回見てきているが、リヴァプール戦で南野が見せたパフォーマンスはそれ以上のインパクトがあったと振り返っているのだ。
「メッシ、ロナウドも、90分間のパフォーマンスでは2週間前の南野以上のインパクトを私に与えていない。アンフィールドでのチャンピオンズリーグの戦いにおいて24歳の南野は素晴らしかった。恐らく南野はフットボーラーに要求される全ての仕事をこなした。得点を決め、アシストも記録し、タックルは4回の勝利、10回のボールリカバリー、ファイナルサードでは100%のパス成功率、1対1も3回成功させている」
「基本的に南野は右サイドでプレイしており、今季は11試合で6得点8アシストを記録している。
リヴァプールを指揮するユルゲン・クロップもユーティリティ性ある選手を好む傾向にあり、南野のような選手が1枚ベンチにいればかなり心強い。また経済面でもポジティブな効果が期待できる。欧州王者リヴァプールに日本人選手が加わるとなれば、日本のサッカーファンも大興奮となるだろう。アジアでのマーケティング面でも大きなプラスとなるのは間違いない。
南野の獲得が最も筋が通っていると同メディアは締めくくっているが、リヴァプールは真剣に南野獲得を検討するべきなのか。確信へと変えるためにも、今季は継続してザルツブルクで結果を残したいところだ。
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