評価高めるロドリゴ photo/Getty Images
右サイドを巡るバトルは過激に
ヴィニシウス・ジュニオールとロドリゴ・ゴエス。現在のレアル・マドリードにはネイマールの後継者とも言える2人の若きブラジル人アタッカーが揃っている。
先にレアルでブレイクしたのはヴィニシウスの方だ。ヴィニシウスは昨夏にレアルへ加わり、昨季のうちにチャンピオンズリーグの戦いも経験。指揮を執っていたサンティアゴ・ソラーリにも信用され、昨季はヴィニシウスがレアルの救世主となっている時期もあった。昨季の活躍からヴィニシウスは今夏に合流したロドリゴの先輩的立場にあったわけだが、その序列が怪しいものとなってきている。
というのも、指揮官ジネディーヌ・ジダンは22日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節のガラタサライ戦でヴィニシウスではなくロドリゴを先発起用する決断を下しているのだ。しかもロドリゴのパフォーマンスには勢いがあった。
スペイン『MARCA』は右サイドにおいてロドリゴがヴィニシウスを超えたと伝えているが、ヴィニシウスとロドリゴの評価がひっくり返る可能性は十分に考えられる。ヴィニシウスはまだ今季チャンピオンズリーグで先発したことはなく、ロドリゴに先を越されるような格好となってしまった。
サポーターもロドリゴのパフォーマンスに好感触を得たようで、ヴィニシウスも結果を出さなければ危険だ。ヴィニシウスの場合はスピード溢れるドリブルこそ魅力的だが、決定力に大きな課題を残す。これは昨季も指摘されていた部分で、得点を奪えるアタッカーにならなければロドリゴに抜かれることになるかもしれない。
レアルは今夏にエデン・アザールを加えているため、恐らく今後も左サイドはアザールのものとなるだろう。
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