レアルのアザール photo/Getty Images
ドリブル突破あり、ラボーナありの5分間
今夏レアル・マドリードに加わったFWエデン・アザールがなぜ移籍金1億ユーロの男だったのか。4-0で快勝した9日のエイバル戦でそれを証明することができたのではないか。
エイバル戦のアザールは左サイドから何度もチャンスを生み出していたが、何よりドリブル突破のインパクトが強烈だった。漫画のようにボールを浮かして相手をかわし、ラボーナでクロスを上げるオシャレなプレイまであった。アザールは72分でベンチへ退いたが、まさに「魔法の72分間」と表現するにふさわいしパフォーマンスだった。
チェルシーでのファイナルシーズンとなった昨季は現段階で8得点を挙げていたため、現在レアルで1得点に留まっているのは少々寂しい。しかし、エイバル戦で真のアザールの姿を垣間見ることができたのは間違いない。怪我で出遅れたり、太りすぎではないかとの指摘も受けたが、ようやくギアが上がってきた印象だ。
スペイン『as』もアザールの働きを絶賛しているが、ポジティブなのはドリブルだけではない。アザールは徐々にFWカリム・ベンゼマとのコンビネーションを高めており、エイバル戦でもベンゼマとのパス交換から局面を打開する場面が何度もあった。ここが繋がってくればレアルの攻撃レベルは確実に一段上がることになる。
今夏リーガ・エスパニョーラではアトレティコ・マドリードからバルセロナへ移籍したFWアントワーヌ・グリーズマン、ベンフィカからアトレティコへ移籍したFWジョアン・フェリックス、そしてチェルシーからレアルへ加わったアザールと、3人の1億ユーロプレイヤーが動いた。いずれも立ち上がりは苦しいものとなったが、最初に一歩抜け出したのはアザールか。
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