バルセロナのグリーズマン photo/Getty Images
2017年にも同じことが……
現地時間2日、仏『Farnce Football』が主催する2019年バロンドールの受賞者が発表され、バルセロナFWリオネル・メッシが通算6度目の受賞を果たした。
当然バロンドールでは誰が受賞するのかがメインの話題となり、今回ならばリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクとメッシのどちらが受賞するのかと議論は白熱した。
バロンドールはランキング形式で発表されることになっているのだが、2018年のバロンドールで3位だった選手に注目が集まっている。
昨年3位だったのは、ロシアワールドカップ制覇を果たしたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンである。昨年はクロアチア代表のルカ・モドリッチがバロンドールを受賞し、2位がFWクリスティアーノ・ロナウド、そして3位がグリーズマンだった。
ところが、グリーズマンは今夏バルセロナへ移籍したところから失速。今年のランキングでは15も順位を落として18位に留まった。しかも興味深いのは、2年前にも同じことが起きているのだ。
フランス代表がEURO2016で準優勝を果たした時、グリーズマンはバロンドール3位に選ばれた。その時はEURO2016を制したポルトガル代表のロナウドがバロンドールを受賞し、2位はメッシだ。グリーズマンはその2人に次ぐ得票数だったのだ。
ところが2017年は評価を落とし、今回と同じく18位まで順位を落としている。スペイン『as』もアップダウンの激しいグリーズマンのことを特集しているが、3位から18位へ落ちるパターンが2度も続けて起こるのは何とも特徴的だ。
代表戦がグリーズマンの評価を上げることに繋がるとするならば、来年はEURO2020がある。フランスはポルトガル、ドイツと同じ死のF組に入っているが、この大会で好成績を収めればグリーズマンは再びバロンドールのランキングでトップ3に入ってくるかもしれない。
もちろんバルセロナでのパフォーマンスも重要となるが、2019年に15も順位を落としたグリーズマンは2020年に逆襲できるのか。今回はアップダウンが激しすぎる順位に注目が集まることになった。
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