リヴァプールのオリギ photo/Getty Images
彼なくして昨季のCL制覇はない
ストライカーに求められるのは、ここぞという重要な場面で決定的な働きをする勝負強さだ。昨季から振り返ると、リヴァプールでこの難しい仕事を完璧にこなしてきたのがFWディボック・オリギだ。
リヴァプールではモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノが前線のファーストチョイスであり、ここは動かせない。しかし、オリギ抜きで昨季のチャンピオンズリーグ制覇は実現しただろうか。おそらく答えはNoだ。
英『Daily Mail』は、リヴァプールサポーターがオリギのことを世界的なスーパースターと同じくらい評価していると主張する。今のところオリギは前線で序列4番手といったところだが、それでも英雄なのだ。
流れが変わり始めたのは、昨年12月に行われたエヴァートンとのダービーマッチだ。オリギは途中出場だったが、試合終了間際に決勝点を記録。因縁のダービーマッチでチームを1-0の勝利に導いたのだ。
あれから約1年。オリギはチャンピオンズリーグ準決勝のバルセロナ戦2ndレグで2得点、決勝のトッテナム戦で1得点と、量より質でサポーターと指揮官ユルゲン・クロップを納得させてきた。同メディアも、昨年のエヴァートン戦以降で決めたゴールの全てが重要なものだったと振り返る。
そうして信頼を勝ち得たオリギは、4日のエヴァートン戦でスタメンを任された。
この1年でオリギはクロップにとって絶対欠かせぬ4番手FWとなり、記憶に残るゴールを増やすことでサポーターを納得させてきた。まさかオリギがここまで頼れるFWへ成長すると予想していた人は少なかったのではないだろうか。
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