当時レアルの中盤を支配したエジル(左)とシャビ・アロンソ(右) photo/Getty Images
シャビ・アロンソ氏が明かす
2011-12シーズンのレアル・マドリードはまさに最強だった。ジョゼ・モウリーニョ体制2年目となったこのシーズンで、彼らはリーガ・エスパニョーラ史上最高となる勝ち点「100」を記録。
そんな“最強軍団”を、中盤の底から長短織り交ぜたパスで操っていたのがシャビ・アロンソ氏だ。当時は同氏のことを「モウリーニョとレアルにとって最重要人物」と呼ぶ人さえいた。しかし、シャビ・アロンソ氏が当時のレアルにおいて最重要人物と考えていたのは、同じ中盤で仕事をした天才パサーだという。英『The Coaches’ Voice』に対して、このレジェンドは次のように語っている。
「メスト(・エジル)は完璧なプレイヤーだったよ。彼は常にぽっかりと空いた穴のようなところにポジションを取っていたからね。彼のポジションはサッカーをする上で最も難しい場所なんだ。相手のDFが絞るからスペースがない。でも、私はパスを通すために常にエジルを探していたよ。彼は私たちの攻撃を支配していた。そして当時、クリスティアーノ(・ロナウド)とは抜群の連携を見せていたね」
シャビ・アロンソ氏が挙げたのは、現在アーセナルでプレイするMFメスト・エジルだ。
シャビ・アロンソ氏が考えた8年前のレアルにおける最重要人物。この他にも、それぞれの時代で栄華を極めたクラブのレジェンドにそのチームにおけるキーマンを訊いてみると、おもしろい答えが返ってくるかもしれない。
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