スアレスが負傷離脱し、バルセロナは攻撃の要を失った photo/Getty Images
ロドリゴの獲得に失敗
ーー バルセロナは「ボアテングの再来」を恐れている。そう取り上げたのが地元スペイン紙『as』だ。
バルセロナは9日に行われたアトレティコ・マドリード戦(スペイン・スーパー杯準決勝)で、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが負傷。その後の検査で右膝の半月板を損傷していることが判明し、同選手は約4ヶ月の長期離脱す余儀なくされることとなった。
リオネル・メッシとともに、チームを牽引してきた攻撃の要を失ったことで、今冬の補強が急務となったバルセロナ。スアレスの代役候補として、国内外の様々な選手の名前が挙がっていたが、バレンシアに所属するスペイン代表FWロドリゴの獲得に動いていることが明らかに。クラブ間交渉に入り、移籍が間近に迫っているとの噂もあった。しかし、今冬の移籍市場が閉じるまであと2日となった29日、クラブ間合意にこぎつけることができず、バルセロナとバレンシアの交渉破談したことが複数の地元メディアによって伝えられた。

昨季、バルセロナで思うような結果を残せなかったボアテング photo/Getty Images
スアレスの代役を探すバルセロナに残された時間は48時間もない。新たな選手をピックアップし、駆け込みで獲得すべきか。はたまた、既存の戦力で穴埋めを行ったり、起用できる選手に合ったシステムへの変更に踏み切ったりするのか。もちろん、他の選手に影響を与えないためにも、残りの時間でスアレスの代役が務まる選手を獲得するのがベストだろう。
しかし、駆け込みでの獲得にはリスクも伴う。短期間の交渉で、相手クラブがすんなり選手を手放すということは、つまり自チームの今後の戦力に数えていない、もしくはそれに準ずる立ち位置の選手である可能性があるからだ。
同メディアは「バルセロナはまだ、スアレスの代わりとなる選手を見つけていない。オファーを増やすことはできるが、アビダル(スポーツディレクター)は『ボアテング 』を作ることを恐れている」と綴っている。25日のバレンシア戦では[3-1-4-2]の新システムを試したりしていたが、新たな選手の獲得はあるのか。
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